2019年7月 3日 (水)

19015.『葬送の仕事師たち』


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『葬送の仕事師たち』
井上理津子

ここ数年の間に父、義父を見送りました。
父の葬儀では葬儀社の担当者がとても良いかたで、気持ち良く見送れました。

義父の葬儀では、残念なことに担当者の言動に妻がとても嫌な思いをしてしまいました。
棺の蓋を閉じる際、最後に担当者が長々とお別れを言ったのです。
最後に言葉をかけるのは、母親や自分たち娘であって欲しかった、赤の他人に白々しい言葉を長々とかけて欲しくなかったとの妻の思いです。
この担当者は事後の処理でもミスがあり、対処の仕方も酷くて、四十九日の法要では担当を外してもらいました。
その際、上司の方にお聞きしたのですが、その葬儀社では式の進行の細部は担当者の裁量に任せられているそうです。
喪主側の思いはそれぞれだと思うので、臨機応変な対応が必要です。義母や妻を含めた娘たちの思いを汲み取ってくれなかったのは残念だと思いつつ、難しくて大変な仕事だと感じました。

葬儀、法事には決まりごとがあります。娘が葬儀関係の仕事をしている身近にいる人に、なぜこうしないといけないの、と聞くと、昔からやっていることだからとの返答。
いや、つい最近まで土葬が多かったはず、火葬での儀式は昔からあったのではないと思う。
つい余計なことを言ってしまう私。

そんなこともあり、どこかの書評でこの本を知りKindleにダウンロードしていました。

登場する方は皆さん仕事に真摯に向き合っている方ばかりです。以前はボッタクリのひどい仕事してたとの懺悔もあります。人が嫌がることを仕事だし、いまだに差別的意識を持つ人も多いようです。
人間いつか死ぬし、死んじゃったら何もわからない。葬儀屋のコマーシャルじゃないけど、葬儀は残された人の為かもしれない。故人の思いを葬儀に込めて、残された人の良い思い出とする為の儀式だと。その為には生きている間の関係が大切なのだと思います。

難しいインタビューだったと思います。著者も気を使い、難しかったと書いているのですが、さらっとした気持ちで読み進めることができます。中盤以降で筆者が女性であることに気がつきました。『さいごの色街 飛田』の著者井上理津子さんでした。この方凄いです。

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2019年5月23日 (木)

19014. 『憲法についていま私が考えること』 日本ペンクラブ

『憲法についていま私が考えること』 日本ペンクラブ

 元号が「令和」になりました。その少し前に私は還暦を迎えました。
還暦について大きな感慨はありません。私にとって30歳の誕生日の方が衝撃的でした。自分が30歳を迎えられるとは思っていなかった、いや、30歳になる自分を想像できていなかったからだと思います。
歳をとるのは何となく嫌だったので30歳以降、私は歳を減らすことにしました。今年私は零歳になりました。
この30年間がちょうど「平成」に重なります。
だからといって、「平成」に何か思い入れがあるわけではありません。そして、自分が還暦になり元号が「令和」になっても、それが私に何か影響を及ぼすこともありません。「それがどうした」って感じです。

萬葉集に関連する学会を聴講したことがあります。取材の立会い。仕事でした。
発表の内容が理解できません。萬葉集に興味のない私には、枝葉末節、マニアックなお話をしているとしか感じられません。
中西進先生が同じ発表を聞かれていました。発表者に対して優しく講評されます。その鋭い突っ込みを聞いて、発表の内容がやっとわかった気がしました。優れた学者さんとはこういうことなんですね。
中西先生は、「令和」の考案者であるといわれています。ご本人は否定なさっていますが。
新元号には、その決定過程や発表後の首相談話に胡散臭さを感じていましたが、中西先生のコメントにより、許容できました。

前置きが長くなりましたが、『憲法についていま私が考えること』読了です。
中西先生は「令和」の意味について講演された中で、現代の宰相に平和憲法を尊重するよう求めたそうです。その記事中に、中西先生がこの本に寄稿しているとありました。ちょうど、憲法記念日。Kindleポチって読みました。

中西先生は、「象徴天皇は巨大な日本の良心であると心底思っている。」と、「無礼な言だが」と前置きし仰っています。僭越ながら私も同感です。そして、非礼を承知ながら申し上げると、「象徴天皇は日本人のゆとり」だとも思っています。そのゆとりを戴いていることが日本人の誇りであるとも。

象徴天皇について規定されているのが現在の日本国憲法です。
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条には戦争放棄、戦力の不保持・交戦権の否認が規定されています。
この条文があるからこそ、日本は戦後70年間諸外国と付き合うことができたのだと思います。
その憲法を変えようとする動きがあります。

この本のタイトルは『憲法についていま私が考えること』ですが、安倍首相を代表とする自民党を中心とした改憲派の方の寄稿は一切ありません。ほとんどが9条についてその理念を変えるべきではないと考えている方の文章です。どの文章も私にとっては賛同できるもの、理論的にも、感情的にも納得できるものばかりです。

憲法は、国民が可能な限り幸せに暮らすために最低限守るべきことが書かれているものだと私は理解しています。国を運営する立場の組織、人々に対する逸脱行為を禁止するというのは近代以降の立憲主義の共通原理であり常識であると吉岡忍さんは書いています。

私は現在の安倍首相を代表とする自民党の改憲案には一切賛成できません。
国を運営する立場にある人や組織が憲法を変えるべきだと言い出すのは立憲主義の否定だと思うのです。権力者が自分たちを縛るべきものを変えようとすることには胡散臭さしか感じられません。極論かもしれませんが、日本の総理大臣に改憲を言い出す権利はないと思っています。特に今の政権には国民の総意としての改憲という考え方があるとは思えないのです。

安倍首相にお願いです。もしあなたが日本の未来のため、国民全体の幸せのためには改憲が絶対に必要だと真剣に思い、それを使命だと思っているなら。総理大臣を辞めてください。一切の公職につかないでください。そして、憲法改正の内容と理念を明確にしてマニフェストのトップに掲げ、一議員として立候補してください。自民党議員皆さんも同様にお願いします。改憲を唱える人は入閣しないでください。そうして当選したら同じ意見を持つ国民の代表として、一議員の立場で改憲の発議をお願いします。
現在の日本国憲法は、成り立ちがどうであれ(私は間違っているとは思っていません)国民の総意として存在しますが、安倍さん、あなたが総理大臣であることは国民の総意ではありません。


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2019年5月20日 (月)

19019. 『闇夜の底で踊れ』 増島拓哉

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    『闇夜の底で踊れ』 増島拓哉

 

娘は今春大学に入学して、どのサークルに入るのか迷っています。
「司法試験研究会」には入会しました。法律の勉強はまだ始めたばかりで何を質問すればいいのか分からないので、本格的に参加できるのはまだ先になりそうです。

「グリークラブ」は雰囲気良かったけれど、入部の時期を逸してしまった。「グリー」は娘の通う大学随一の名門クラブ。男声合唱だけど最近女子部も出来たみたい。でも、娘は音痴なのでマネージャーになろうかと思っていたそうです。

「ディベート部」に入ると唯一の女子部員になってしまうし、部員少なくて廃部寸前。苦労しそうだし、サークルに入る最大の目的である友達作りが実現できない。この「ディベート部」は、私が勤めていた会社の後輩が創設者らしいです。世の中狭いです。

「ミステリ研究会」が最後の候補。これはモロ私の影響でしょうか。なかなか活動に出会えなくて、連休明けにやっとお試し参加。

で、増島拓哉さんです。この「ミス研」に所属しています。娘と同じ法学部の先輩。『闇夜の底で踊れ』は、「第31回小説すばる新人賞」受賞作です。
娘からの興奮した報告。彼女曰く、
「パパの好きなハードボイルド系で私の好みじゃなさそうだけど」
ということで早速購入。Kindleにダウンロード。一気読み。

主人公は30代半ばの元やくざ。パチンコ依存症のフリーター。ソープ嬢に入れ揚げた挙句再び暴力団とつきあうことになる。
救いようのない残酷なお話なのですが、登場人物の会話が絶妙に楽しく悲壮感なし。花村萬月さん(第2回小説すばる新人賞受賞)の『ブルース』などの初期作品と浅田次郎さんの『プリズンホテルシリーズ』を貪り読んだことを思い出しました。
このお二方は、それぞれ社会経験を積んでデビューしていますが、増島さんはまだ19歳。パチンコもソープもダメな筈ですが、それを感じさせない筆致、描写力。唸らされ、時折ジェラシーを感じながらの一気読みでした。

パチンコはネット動画を見て研究し書いたそうです。彼の才能は凄いと思いますが、花村さんや浅田さんのように人生経験に基づかず、バーチャルな経験だけで優れた小説を書くことができてしまう。えらい時代なったものです。才能さえあれば何でも書けてしまう時代とも言えるでしょうか。人生経験がないから、前出のお二人のような文章の深みが足りない、なんて思うのは爺の僻みですかね。作者のバックボーンを知らないで読んだら決して感じなかったと思うから。

とにかく、とても面白い私好みの作品で今後が楽しみな作家です。

さて、娘はミステリ研究会に入るのでしょうか。

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2018年12月 2日 (日)

18017.『空に向かってかっ飛ばせ!』 筒香嘉智

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18017.『空に向かってかっ飛ばせ!』 筒香嘉智


もともと阪神タイガースファンだった私ですが、最近の野球にはほとんど興味がなくなりました。特に高校野球は昔から嫌いです。
我が高校では地区大会一回戦も勝てないどころか、ある年には部員が足らず参加もできなかった弱小野球部には合宿が認められ、インターハイ出場した我らテニス部やほかすべての運動部には認められていませんでした。別に合宿なんてしたくなかったけど理不尽だと思いました。なんで野球部だけが特別扱いなんだ。

乳母車の娘と散歩していた公園のグランドで練習していた少年野球チーム。咥え煙草でノックをしながら選手たちに罵声を浴びせている大人。悲しくて忘れられない光景です。親は何を考えてそのチームに子供を参加させていたのでしょう。子供たちが可哀そうでした。20年近く前のことです。

「野球」に根付く「根性」とか「気力」とか「努力」というイメージがなんとなく胡散臭いものだと感じていたのが、好きになれない理由だと思います。

野茂さん以降、大リーグに挑戦した選手たちはそんな「野球」より「ベースボール」というスポーツをしたいと思ったのではないでしょうか。イチローさんや大谷さんなど、皆さん「アスリート」と呼ぶにふさわしいと感じます。一見グローバル化している「野球」ですが、旧態依然としたものが蔓延っているみたいです。
最近ではさすがに咥え煙草はないだろうけど、厳しい言葉で叱責することを「指導」だと勘違いしている大人はまだまだいるようです。そして、そのことが少年野球人口の減少の一因であると筒香選手も考えています。

私はこの類の本はあまり読まないのですが、「勝利至上主義が子供の将来を奪う」など、野球界の現状を憂い、慣習としか思えない古い考え方からの脱却を提言していると思われる目次を見て、思わずKindleをポチってしまいました。

筒香選手は、私の現在の地元にある少年野球チームの出身です。彼は理解ある良い指導者に恵まれて現在の自分があると書いています。そして、子どもの将来を見据えたチームやリーグの運営に携わっています。その考え方は合理的だと思うし共感できます。陰りがあるといえども、日本第二の国技とも言われる野球です。より良い方向に向かって欲しいと思います。


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2017年12月13日 (水)

17026_フロスト始末〈上〉〈下〉

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『フロスト始末〈上〉〈下〉』

(創元推理文庫) 文庫 – 2017/6/30

RD・ウィングフィールド (),‎ 芹澤 恵 (翻訳)

 身なりには一切気を使わず、髭を剃るのも最低限、指についた食べ物の汚れは服で拭き、ところかまわず煙草を吸い灰をまき散らし、口から出るのは天才的超下品な放送禁止用語。上司の説教は聞き流し、命令は適当に受け流し、詰問されたらはぐらかす。捜査方針は勘違いで失敗ばかり、現場ではいやいやながら汚物と罵詈雑言にまみれながら、犯人逮捕には手段選ばす、自分の地位、立場だけでなく命まで危険にさらす。
 そんなフロスト警部みたいな人に私はなりたい。でも、品行方正真面目一方の私に無理。若くない不摂生に祟られた身体に鞭打ちながらのセクハラおやじの活躍を楽しむしかない。
 楽しませていただいたこのシリーズもこれで終わり。読み終わるのがもったいなくて積読していたのですが、ついに読了。寒い日に暖かい部屋でじっくり読むのがこのシリーズの正しい読み方だと思います。フロスト警部の下品さを噛みしめながらゆっくり読むつもりがついついどんどん読まされてしまいました。
 無神経なようで、亡き妻のことをうじうじ思い悩み、子どもを狙った犯罪に怒り、若い婦人警官を思いやり、同僚や部下への気遣いもあり。こんなフロスト警部にもう会えないなんてとても残念。
 いうことなしの今年ナンバーワン作品。

内容(「BOOK」データベースより)
<上>
今宵も人手不足のデントン署において、運悪く署に居合わせたフロスト警部は、強姦・脅迫・失踪と、次々起こる厄介な事件をまとめて担当させられる。警部がそれらの捜査に追われている裏で、マレット署長は新たに着任したスキナー主任警部と組み、フロストをよその署に異動させようと企んでいた…。史上最大のピンチに陥った警部の苦闘を描く、超人気警察小説シリーズ最終作。
<下>
マレット署長とスキナー主任警部の差し金により、デントン署を去る日が刻一刻と迫るなか、フロスト警部が抱える未解決事件の数は、一向に減る気配を見せない。疲れた身体に鞭打ち、わずかな部下を率いて捜査の指揮を執る警部に、異動を回避する妙案が浮かぶはずもない。法律を無視し、犯人との大立ち回りまで演じる、いつも以上に破れかぶれなフロストが最後につける始末とは?

著者略歴 (BOOK著者紹介情報」より)
ウィングフィールド,R.D.
1928
年イギリス、ロンドンに生まれる。石油会社に勤務するかたわら執筆を始め、68年にラジオドラマの放送作家としてデビュー。72年に小説第一作『クリスマスのフロスト』を執筆するも、カナダの出版社から刊行されたのは84年のことである。同書が評判となり、シリーズ第二作『フロスト日和』刊行後に作家専業となる
芹澤/
成蹊大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報
文庫:<上> 453ページ  <下> 408ページ
出版社: 東京創元社 (2017/6/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4488291082
  4488291090
ISBN-13: 978-4488291082
  4488291099
発売日: 2017/6/30
梱包サイズ: 14.8 x 10.6 x 2 cm





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2017年9月29日 (金)

17025.「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる 共感から始まる顧客価値創造

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『「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる 共感から始まる顧客価値創造』
阪本 啓一 () 

マーケティングに関する本はほとんど読まないのですが、ブランディングに関する基本的な考え方についてなにか読んでみたいと思っていたところ、知人がFBで紹介していたので読んでみました。

 「ブランディング」とは、
 「商品名や企業名、サービス名またはロゴなどを見聞きしただけでその商品やサービス、企業の内容や品質が想起できるようにすること」 
と私は思っています。
  80年代から90年代、「ブランド物」といえばヴィトンやシャネルなど。高級品の総称がブランドとして認識されていたように思います。2000年代になると「ユニクロ」が高級品ではない「ブランド」を確立し、「ブランディング」という概念が一般的になったような気がします。マーケティングにおけるブランディングの理論や手法も数多く語られるようになりました。

 ブランディングの手法は多様ですが絶対に必要なのは、大袈裟かもしれないけれど「信念」。「こだわり」とも言えるかもしれません。この本では、ブランドになる、ならない、を分けるものは、「世界観」と「共感」と「熱」だとしています。「ブランディング」を、理論やテクニックで語るのではなく、ブランドになった実例から、どれだけの「熱」を持ち、「世界観」を確立し、「共感」を得たのかを解説する良書だと思います。

 ITC技術の発達や社会状況の変化により、マーケティングの方法も多様化しています。高額な費用が掛かるマスマーケティングで新規参入するのは難しくなったかもしれませんが、「こだわり」の中身を突き詰めていけば、しっかりと届けられる時代でもあります。そう考えると、この本は商売の本質を今一度考えさせてくれるものとして、ブランディングの基本が書かれているものだと思います。

 ブランディングを実現するには質の高いクリエイティブの作業が必要です。コミュニケーションのためのコピーやビジュアル、デザインにもこだわりが必要です。作業の多くは業者に任せることになります。高級品だけがブランドではないことと同様、費用が高いことが質の高いクリエイティブではありません。こだわりを理解し、熱を感じ、共感してくれるスタッフであれば、コストパフォーマンスの高いものを提供してくるはずです。経営者に信念とこだわりがなければ良いスタッフにもめぐり合うことはないと思います。

 広告の世界から足を洗って3年以上経ちましたが、良いスタッフとクライアントに恵まれていたと、今更ながら思います。

 

『「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる 共感から始まる顧客価値創造』
単行本(ソフトカバー) – 2017/9/9
阪本 啓一 ()
内容紹介
どんなものでもブランドにできる!
「ブランドって何?」と聞かれて、誰もが思い浮かべるのは、iPhone、トヨタ、Google、ユニクロ、セブン-イレブンなどの大企業が提供する商品やサービスでしょう。しかし、どこにでもある、なんでもないもの、とてもブランドになんかなりそうにないものでも、ブランドにすることは可能です。
軍手、タオル、キャンドル、印鑑、クリーニング店、保育園……。
本書には書名の通り「こんなもの誰が買うの?」と言いたくなるような、
ごくフツーの商品やサービスが、確かなブランドに育っていく過程が紹介されます。
では「ブランドになる」「ブランドにならない」を分けるものは何でしょうか。
それは、「世界観」と「共感」と「熱」です。
11台スマホを持ち、24時間つながりっぱなしの時代。ものすごく狭いターゲットの、マニアックな商品でも、1人のお客様にしっかりと届けば、共感のウィルスが、エコシステム(ビジネスの生態系)を通じて、無限に拡大していくのです。
本書は阪本氏の過去の著作、『もっと早く受けてみたかったブランドの授業』(2004)
『気づいた人はうまくいく』(2008)『共感企業』(2010)
『「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く』(2013)等で展開してきた考察を進化させ、ソーシャル・ネットワーク時代の新たなブランド論として世に問うものです。
目 次
はじめに--開講にあたって
DAY 1 どうすればブランドになりますか?
DAY 2 ビジョンとミッションを意識しよう
DAY 3 「異」に出会えば、「新」が生まれる
DAY 4 古典『大学』に学ぶブランドの「あり方」
DAY 5 プロジェクトが「熱」を帯びる瞬間 アフリカ! !
DAY 6 強いブランドには感染力がある
おわりに--講義後の雑談
登録情報
単行本(ソフトカバー): 232ページ
出版社: 日本経済新聞出版社 (2017/9/9)
言語: 日本語
ISBN-10: 4532321689
ISBN-13: 978-4532321680
発売日: 2017/9/9



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2016年7月16日 (土)

16018. 秩序の喪失

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『秩序の喪失』 (プロジェクトシンジケート叢書) 単行本(ソフトカバー) 2015/2/10

安倍 晋三 (), ジョージ・ソロス (), ズビグニュー・ブレジンスキー (), & 5 その他

安倍首相を知るという個人的キャンペーン第二弾。大学の図書館で著者検索したらこの本がヒットしたので読んでみました。
「われわれの未来を形づくるアイデアを詰め込んだ、国際言論機関プロジェクトシンジケートの最強オピニオン集」
だそうです。寄稿している皆さんもそれぞれの分野で実績がある素晴らしい方々のようですが、無学な私には、安倍首相とゴルバチョフさん以外は知らない人ばかりです。ざっと目を通しましたが、私には難しすぎるものばかりです。ただ、皆さんが真剣に「世界社会」のことを、彼等なりに考えているということは何となくですがわかったような気がします。
日本語版だからでしょうか、トップバッターは安倍首相。さすが、日本のリーダー、他の執筆者とは一線を画す原稿です。自らの実績とこれからの日本の進むべき方向が平易な言葉で判りやすい文章で書かれています。他の執筆者は広い視野で、現状分析から予測、そして未来への提言をされているのですが、私にとっては難しすぎてよくわからない。わかるのは、こんな立派な人たちでもこの世界の政治や経済の状況は混沌としていてもはや制御不能の状態かもしれないということ。
それに比べて安倍さんの文章は判りやすい。ご自身と日本のことしか書いてないから広い視野を持つ必要がない。以下引用。

「わが国は、戦後七十年間にわたり一度たりとも、武力を背景に他国に意思を押し付けることも威嚇をすることもなく外交を進めてきました。
 この事実があるからこそ、国際社会は日本を信用してくれているのです。そして何にもまして、日本に寄せられている世界の信頼は、この国が世界の三指に入る経済大国へと大きく変貌を遂げていくなかで無数の日本人が示してきた節度や礼儀によるものであります。
 国際社会が日本に。そして日本人に寄せる信頼が、わが国の外交にとって最も価値ある資産となっています。日本国民はわが政権に対して、この伝統を引き継ぎ、少しも損ねることなく未来に継承してくことを望んでいます。」

当たり前のわかりやすい文章ですよね。でもこれが最大の謎。
この本の発行は20152月。前年に安倍政権は集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行っていた。そして、15年の5月には集団的自衛権の行使を可能にする安全保障の関連法案を閣議決定し、その後国会で与党の強行採決により成立しました。
集団的自衛権の行使を宣言するということは、他国の紛争に武力をもって介入するということ。「武力を背景に他国に意思を押し付け、威嚇することで外交を行う。」と宣言したに等しいのではないでしょうか。書いてあることと実際が違い過ぎると私は思うのです。安倍さんが自ら言っている「国民が政権に望んでいること」とは、違う方向に進んでいるように思います。

参院選が終わった現在、選挙前にはほぼ発言のなかった憲法を変えるための発議をすることを安倍さんは言い出しているようです。この本に書かれていることと、現在起こっていることの、私の感じる矛盾を説明してほしいと思うのです。残念ながら今年出版されたこの本の新版『安定とその敵』に、安倍さんは寄稿していないようです。


内容紹介
この人選から未来が見える。大物投資家ソロス氏のかけ声の元、ブレジンスキー氏、ドラギ氏、ゴルバチョフ氏、ティモシェンコ氏、グーグルのシュミット会長らが旧年を総括し、この先のトレンドを物語る(あるいは自分たち計画をほのめかす)。われわれの未来を形づくるアイデアを詰め込んだ、国際言論機関プロジェクトシンジケートの最強オピニオン集。日本からは安倍晋三首相が昨年に続いて寄稿。

PROJECT SYNDICATE
とは
チェコの首都プラハに本拠を置く国際言論組織。世界の指導者・思索家が書きおろす知的刺激にみちたオピニオンを、150カ国・480余の新聞・雑誌に配信する。購読者数は7000万に達し、世界最大の言論機関といえる。政治・経済・科学・文化をになう当事者みずからが激変する現代をするどく洞察し、確かな学識にもとづく論争が公共の場でおこなわれるという、比類なき言論空間を生みだしている。日本の報道機関では朝日新聞、読売新聞、日経新聞などが加盟している。出資者には大物投資家のジョージ・ソロス氏も名を連ねる。

著者について
安倍晋三 Shinzo Abe
日本国首相(97)1954年、東京に生まれる。77年、成蹊大学法学部政治学科卒業後、79年に神戸製鋼所入社。82年に外務大臣秘書官、93年に衆議院議員初当選。内閣官房副長官、自由民主党幹事長、内閣官房長官を歴任し、2006年に第90代内閣総理大臣に就任(07年まで在任)12年に内閣総理大臣(96)再登板。1412月、三度首班指名を受け現職。

ズビグニュー・ブレジンスキー Zbigniew Brzezinski
戦略国際問題研究所(CSIS)理事、米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院上席特任教授。1928年、ポーランドのワルシャワに生まれる。外交官の父のもと幼少期を戦間期のドイツ、ロシアで育つ。38年にカナダ移住。49年にカナダのマギル大学を卒業し、53年に米ハーバード大学で博士号。同年、同校教員となり、60年にコロンビア大学に移る(89年まで在任)66年から68年、民主党リンドン・ジョンソン政権で国務省政策企画本部スタッフ。68年の大統領選挙で民主党ヒューバート・ハンフリー陣営の外交政策を担当。73年、日米欧三極委員会の創設に関わり、76年まで同ディレクター。78年から81年、民主党ジミー・カーター政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官。81年、米中国交正常化および人権・安全保障政策への貢献で大統領自由勲章を受章。88年の大統領選挙で共和党ジョージ・ブッシュ(シニア)陣営の外交政策アドバイザーを務める。94年、CSISに助言して米国・ウクライナ諮問委員会を創設(米側からヘンリー・キッシンジャー氏、ジョージ・ソロス氏などが参加)2004年、外交問題評議会(CFR)で報告書「イラン:新アプローチの時」を発表。著書に『ひよわな花・日本』(72)、『アウト・オブ・コントロール』(93)、『ブレジンスキーの世界はこう動く』(97)、『孤独な帝国アメリカ』(04)、『Strategic Vision: America and the Crisis of Global Power(12)など。ワシントンDC在住。

単行本(ソフトカバー): 176ページ
出版社: 土曜社 (2015/2/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 4907511159
ISBN-13: 978-4907511159
発売日: 2015/2/10
商品パッケージの寸法: 19 x 12.8 x 1.6 cm

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2016年6月23日 (木)

16016.深夜プラス1

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私が20代の頃、撮影した女優さんの髪型をクライアントが気に入らず、撮り直せと言い出しました。撮影現場にはクライアント担当者が立ち会っていたので、女優さんサイドは納得しません。プロダクションの担当役員に大阪から再撮影のお願いの電話をするも、取り次いでもらえません。どうしようもなく上京し、恵比寿にあるプロダクション前の公衆電話から電話したら、その日の夜に麹町のテレビ局のロビーで会ってもらえることになりました。結局、こちらの立場を理解していただき再撮影することになり、車でホテルまで送っていただきました。車中では困っていたキャスティングの件にも相談に乗っていただき、自動車電話で連絡をとり、MCの方を紹介していただきました。その後の仕事は苦労もありながら、20代の若造を信用していただいた皆さんのおかげでこなすことができました。
忘れられない車中となった車が、シトロエンでした。この宇宙船みたいな形で、ふわふわした乗り心地の自動車が、『深夜プラス1』では重要な役割で登場しています。
大戦を引きずる時代。それぞれの車が個性を主張していた中でも、シトロエンは特異な車でした。
『深夜プラス1』の原著は1965年の作品。菊池光さんによる邦訳は1967年の発行。文庫版は1976年に発刊されていて、今回読んだのは発行されたばかりの鈴木恵さんによる新訳です。
私は文庫版で学生時代に読み、再読もしました。冒険小説の名作だと思います。

今回、新訳での久々の再読となりました。読んだ端から忘れてしまうという私の読書なので、新旧の比較なんてできませんが、今回も堪能させていただきました。フランスからリヒテンシュタインまで人を運ぶ、というお話ですが、インターネットも携帯電話もない時代だからこそ成り立つストーリーです。
現代では何でもがユーザーフレンドリーになり過ぎている。道具に対するこだわりがなくても誰でも同じようなことができる。でも、これは同じようなことしかできないということ。物にこだわりを持ち工夫することでプロフェッショナルな仕事ができる。この作品では、車がシトロエンのDSである理由があるけど、今ではどんな車でも同じようもの。性能の差も無きに等しいし、形も似たり寄ったり。これでは物語の主役級にはなりえない。
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システムとか、防犯カメラとかが溢れている現代よりも逃げやすいかもしれないけど、逃げる側の情報収集も難しい。結局は如何に信用できる友人がいるかどうかにかかっている。信用するか否かの基準は「正義」の有無。「正義」が「金」の力を上回ったときに「友情」が成り立つのかもしれません。
対して「愛情」は、お互いの弱さを愛おしく思い、それを補おうとする感情かもしれない。だから、「損得」を考えると「愛情」は成立しない。
初めて読んだ時にはこの作品は大人に憧れる私にとってのファッションだったかもしれません。二度目は楽しんで読めたのでしょう。そして、この歳になって再読し本当の良さをやっと判ったのかもしれません。大人になったってことかな。

作品の冒頭、フランス語であろう会話の部分を読んでいると本当にフランス語の会話が聞こえてきました。あまりの作品の素晴らしさに、私の頭がどうかしてしまったのかと思いましたが、目を上げると留学生らしい学生がフランス語で会話しながら目の前を通り過ぎて行くところでした。
プロット、キャラクター、会話、蘊蓄、こだわり。良質のミステリとしての条件はすべて満たされ、戦争の余韻のある時代に、大げさだけど人生について考えさせてくれる、間違いなく名作です。
内藤陳さんは、「読まずに死ねるか」って言ったけど、死ぬまでにまた読みたい物語です。

『深夜プラス1』〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV) 文庫 2016/4/22
ギャビン・ライアル (), 鈴木 (翻訳)

内容(「BOOK」データベースより)
腕利きドライバーのケインが受けた仕事は、ごくシンプルな依頼だった。大西洋岸からフランスとスイスを車で縦断し、一人の男をリヒテンシュタインまで送り届けるのだ。だが行く手には、男を追うフランス警察、そして謎の敵が放った名うてのガンマンたちが立ちはだかる。次々と迫る困難を切り抜けて、タイムリミットまでに目的地へ到着できるか?プロフェッショナルたちの意地と矜持を描いた名作冒険小説が最新訳で登場。

著者略歴 (BOOK著者紹介情報」より)
ライアル,ギャビン
1932
年英国バーミンガム生まれ。1951年から53年までは英国空軍に従軍。退役後、ケンブリッジ大学で英語学の学位を取得し、以後ジャーナリストとして活動した。1961年に『ちがった空』で作家デビュー。『もっとも危険なゲーム』(1963)、『深夜プラス1(1965)など冒険小説の傑作を次々と発表。1996年には英国推理作家協会の会長をつとめる。2003年死去

鈴木/
早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

文庫: 425ページ
出版社: 早川書房; 新訳版 (2016/4/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4150413835
ISBN-13: 978-4150413835
発売日: 2016/4/22
商品パッケージの寸法: 15.9 x 10.7 x 1.8 cm


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2016年6月 4日 (土)

16015.過ぎ去りし世界

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『過ぎ去りし世界』 (ハヤカワ・ミステリ1906) 新書 2016/4/7
デニス・ルヘイン (), 加賀山 卓朗 (翻訳)

最近、沢山人が死ぬ話を読むのが辛いのですよ。どれだけ悪人であろうとも簡単に殺してはいけないのではないか。名もない脇役でも人の子だよ。とか、思ってしまうのです。
アメリカのギャングの話なのでガンガン人が殺されます。ルヘインは大好きな作家です。この最新作を読むのは楽しみでした。でもね、序盤ちょっと読むのが辛い。悲しい不条理な話になりそうだったから。
ジョー・コグリンは表向き町の有力者であるビジネスマン。愛する妻はなくしたけど、一人息子は良い感じで育ってくれています。このまま穏やかな人生を送ってほしいと思うのですが、所詮ギャングの成り上がり。生死の瀬戸際にいることからは抜け出せない。殺されることが決まると逃げ出せない。逃げ出すには殺すしかない。死ぬ覚悟で生きるしかない。一生安らぎを得られない世界の生きる目的って何なのでしょうね。
老成した雰囲気を持つジョー。思わずメモしておこうかと思うようなセリフを吐いたりするのですよ(しなかったけど)。すっかり達観している様子で、私と同世代なったのかと勘違いするも、実際はまだ30代後半。人生半ば。このシリーズは一応完結したようですが、またジョーに会うことはできるのでしょうか。
いつのまにか「巨匠」になってしまったルヘインです。流石に上手ですね。早く読み進みたいと思いながらも、じっくり読ませてくれます。堪能させていただきました。

内容(「BOOK」データベースより)

第二次世界大戦下のフロリダ州タンパ。抗争のさなかで愛する妻を失って以来、元ボスのジョー・コグリンは、表向きはギャング稼業から足を洗い、一人息子を育ててきた。だが、そんな彼を狙う暗殺計画の情報がもたらされる。いったい誰が、何の目的で?組織を託した旧友のディオンや、子飼いのリコらが探っても、その真偽すらつかめない。時を同じくして新たな抗争が勃発し、平和を保ってきたタンパの町は揺れ動く…変わりゆく社会の裏で必死に生き残ろうと足掻く男たちの熾烈な攻防を力強く描く、巨匠の最新作。

著者略歴 (BOOK著者紹介情報」より)
ルヘイン,デニス
アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。1994年のデビュー作でシェイマス賞最優秀新人賞を受賞。2013年には『夜に生きる』でエドガー賞最優秀長篇賞を受賞

加賀山/卓朗
1962
年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2016年6月 2日 (木)

16017.美しい国へ

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『美しい国へ』 (文春新書) 新書 2006/7

安倍 晋三 ()

安倍首相の発言は酷いものばかりだと思います。最近では自身のことを「立法府の長」とまで言ってしまいました。「もしかしたら言い間違いかもしれない」ではすまない話だと思います。
私はこの人のことはもともと信用していないので今更とやかく言いたくないのですが、信じられないほど高い支持率なので、もしかしたら私のこの人に対する認識が間違っているかもしれないとも思ってしまいます。唯一ともいえるこの人の著作は読んでおくべきだと思い図書館で借りてきました。読みたくなかったのだけど。

昨年5月、安倍さんは国会の党首討論で共産党の志位さんのポツダム宣言についての質問に「私もまだ(ポツダム宣言の)その部分を詳らかに読んでいるわけではないので承知はしておりませんが…」と答えました。私は「戦後レジームからの脱却」が安倍さんの政治理念の根幹をなすものだと思っていました。それがポツダム宣言を「承知してない」というのはあまりにも無責任です。
安倍さんは過去の事実などは重要とは思わず、自身の理想のみを追求する人だと思っていました。しかし、この本には歴史的事柄や政治家の言動や他国の政治についてなどの引用多数。結局安倍さんの考える(思うではなくて)「美しい国」とは何かは、私にはよくわかりませんでした。
突っ込みどころは沢山あるのですが、ここだけは私が受け入れられないというところは戦争で亡くなった方に対する思い。靖国神社に祀られる英霊の皆さまは「国のために戦い、命を落とした」ことになっていますが、私は、「国のためだと騙され戦地に送られ殺された」と思っています。だから、皆様には「国のために戦ってくれてありがとう」ではなく、「私たちの為に大切な命を無駄に奪われてしまい申し訳ありませんでした」と思うべきだと私は考えるのです。誓うべきは、「二度と無駄に人を殺すような戦争はしません」であり、「日本は強い国になります」ではないと思います。安倍さんや靖国神社には、亡くなられた方への「贖罪」の気持ちが感じられないのです。まるで「今度はうまいことやるからいつでも命投げ出す用意しておけよ」と言われているように感じるのです。
国のあり方については人それぞれの考え方があると思います。私は「人があっての国」だと思います。「国あっての人」だとは思いません。国がなくても人は存在できるけど、人がいないと国は存在することができません。人に死を強要する国は国として認められません。
戦後70年間。日本は人に自国のための死を強要しませんでした。このことに日本は自信を持ち、世界に誇るべきです。
普段読んでいるミステリのように楽しい本ではなかったので、詳らかに読んだとは言えませんが、安倍さんを支持する理由は全く見つけられませんでした。残念な時間の使い方だったかもしれません。

内容(「BOOK」データベースより)
自信と誇りのもてる日本へ。「日本」という国のかたちが変わろうとしている。保守の姿、対米外交、アジア諸国との関係、社会保障の将来、教育の再生、真のナショナリズムのあり方…その指針を明示する必読の書。

著者略歴 (BOOK著者紹介情報」より)
安倍/晋三
内閣官房長官。1954年、東京生まれ。成蹊大学法学部卒業。神戸製鋼所勤務を経て、82年に父・安倍晋太郎外務大臣の秘書官に。93年、衆議院議員に初当選。内閣官房副長官、自由民主党幹事長、同代理などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

新書: 232ページ
出版社: 文藝春秋 (2006/07)
言語: 日本語
ISBN-10: 4166605240
ISBN-13: 978-4166605248
発売日: 2006/07
商品パッケージの寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm

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