2009年11月14日 (土)

M09018.僕らのワンダフルデイズ

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主人公の藤岡は53歳。平凡なサラリーマン。癌で余命半年だと知ってしまい落ち込んでしまうが、高校時代のメンバーに声をかけてバンド再結成。残り僅かな人生をなんとか楽しく、有意義に過ごそうとする。

主演は竹中直人。重くなりがちなテーマだが、彼も持ち味であるへんな面白さが炸裂。コメディ映画です。他のメンバーもそれぞれお年頃の悩みを抱えているのですが、切実さがあまり感じられず。最後は御涙頂戴のストーリーで、中途半端さは否めず。

なんとなく謎を秘めたピンチヒッター・ドラマーを演じた稲垣潤一が、上映中ずっと気になってしょうがなかった。その彼の4番目に別れた女房役を他の出演者の元妻が演じていたのには、思わず笑ってしまった。

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2009年10月31日 (土)

M09017.風が強く吹いている

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私はロッキーが嫌いです。「ROOKIES」はもっと嫌いです。ちょっと本気で練習したくらいで、ずっと真面目にやってきた選手に勝ってしまうなんて許せません。この映画も、ストーリーを簡単にいうと、ド素人集団が短期間で箱根駅伝出場を目指すという突拍子もないものですが、嫌悪感なく見ることが出来ました。登場人物がそれぞれ、何かこだわりを持っているからでしょうか。
三浦しをんの同名小説の映画化作品です。
私の出身校は、今年正月の箱根駅伝を33年ぶりに走りました。予選会をぎりぎり通過したようです。あまり熱心に見ることのなかった箱根駅伝も、今年の正月はやはり気になってテレビの前で応援しました。そんなところもこの作品を楽しく見ることのできた理由になっています。
主演の小出恵介、林遣都の走る姿がとてもかっこいい。林君は「引き出しの中のラブレター」ではちょっと頼りない少年役だったけど、今回は凛々しい。あのフォームで走るには相当のトレーニングが必要だったと思う。他、8人や他校の選手もカッコよかった。私もあんなフォームで走れたら楽しいだろうな。
レースシーンは予選会、本番ともリアルでフィクションとしての安っぽさは全く感じられなかった。合宿所「竹青荘」は、私の学生時代、つまり30年前の合宿所を思い出させてくれました。ぼろぼろの木造でした。春合宿の時は、女子部員が食事を作ってくれていたのですが、今では考えられないことですよね。たしか2年生の時には建て変わり、賄い付きの合宿所になりました。

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2009年10月10日 (土)

M09016.引き出しの中のラブレター

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主人公は常盤貴子演じるFMラジオ局のパーソナリティ。父親と仲たがいしたまま、その父を最近亡くしている。亡くなる前に父親が自分に宛てて書き、投函できないでいた手紙を、彼女もまた開封できずにいる。そんなときに受け取った一通の投書。笑わないおじいちゃんを笑わせたい、という高校生からの手紙。リスナーから笑わせる方法を募った。深く考えずにやってしまったことに、自分の父親とのこともあって悩む彼女。投書の主とおじいちゃんに会いに行く。
彼女の番組のリスナーである数組の家族。それぞれ悩みや家族間のわだかまり、話せない過去を抱えて生きている。ラジオ番組はそんな人々に何ができるのか。

とても良い作品でした。ラスト30分はグッとこさせる波状攻撃。涙をこらえるのに苦労しました。過剰な演出はないのですが。まあ、奇麗事のお伽話だと言ってしまえばそれまでですが。現在の社会状況では、家族が仲良く暮らすこともままならない。ギスギスした世の中になってしまっています。政権交代は、それを何とかしたいというサイレント・マジョリティの声だと思います。声高に叫ぶことも必要ですが、こんな映画を観て、自分を見つめなおし、家族の幸せについて思うことも必要だと思います。

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2009年10月 1日 (木)

M09015.しんぼる

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ダウンタウンは大嫌いです。松本人志の笑いのセンスも嫌いです。前作「大日本人」は見て損をした作品でした。でも、観てしまいました。

シナリオのアイデアは松本の非凡さを感じさせます。が、笑えません。100人ほどのキャパシティの劇場で、20人ほどの観客。笑っていたのは2,3人。テーマと個々のネタがアンバランスのような気がします。演技力のある俳優が演じると違っていたかも。
何億円もかけて製作し、何百の大スクリーンで公開する作品ではありません。DVDで発売し、松本ファンだけが盛り上がればそれで良いのでは。
彼の笑いの下品さ(今回はまだまし)と食べ物を粗末に扱うこと(今回もあり)は許せません。

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2009年9月19日 (土)

M09014.カムイ外伝

Kamui

松山ケンイチを初めてカッコいいと思いました。殺陣は今までの所謂チャンバラとは違い、走る走る、そして斬りまくります。小雪も凄いアクションしています。完成度の高いアクション映画です。
原作は白戸三平。難しいテーマをある程度理解していないと楽しめないかと思ったのですが、純粋なアクション映画として充分楽しむことができました。

しかし、物足りなかったことも確か。「差別」という難しいテーマが私の中でうまく消化できない。もともと救いのないストーリーであるだけにエンターテインメントとして無条件に楽しむのは無理。後味の良いストーリーにしちゃったら、もともとのテーマが薄まってしまうのでしょうね。

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2009年9月 1日 (火)

M09013. 縞模様のパジャマの少年

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第二次大戦下のドイツ。ナチス将校の父親の昇進に伴い田舎に引っ越した8歳のブルーノ。外に出ることを禁じられ一人遊ぶのに飽きて、こっそり抜け出し、森を抜け「農場」に。鉄条網の向こうに同じ年頃の少年シュムエルが縞模様のパジャマを着て座っていた。二人は友達になるのだけれど・・・

この作品はPG12指定。暴行や血が流れるとか、残虐なシーンはありません。でも、最高に怖い映画でした。ラストでは鳥肌が立ってしまいました。こんなこと初めてです。

ナチスが何をしたか、という基礎知識が無いと理解できない作品です。戦争や民族間の憎悪が双方にとって不幸であることを心臓に突っ込まれた気がしました。多くの人に見て欲しいけれども、勧めることができない映画です。

PG12指定の意味は、ホロコーストの真実と戦争の残酷さを知る大人が一緒に見て、子供にちゃんと説明しなければならないという意味のようです。

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2009年8月 8日 (土)

M09012.HACHI 約束の犬

Hachi

渋谷駅前にある銅像「忠犬ハチ公」。映画「ハチ公物語」が公開されたのは1987年。この「ハチ公物語」をハリウッドがリメイク。主演はリチャード・ギア。どんな話になっているのだろうと思ったのですが、これがなかなか自然なストーリー展開に仕上がっていました。もっとも、「ハチ公物語」を見ていないので、偉そうなこと言えないのですが。周りには涙を流している人もいましたが、私は駄目。オリジナルで見たのだけど、リチャード・ギヤの「HACHI」と名前を呼ぶときの発音に違和感を持ってしまい、最後まで尾をひいてしまったんです。吹き替えで見たほうが良かったかも。
それにしても、この話。今では絶対ありえない話ですよね。あんな大きな犬がウロウロするなんて。地域の人たちのコミュニケーションがあって、それぞれを少しずつでも意識しながら、町全体がゆるい家族みたいな感じって、素敵だなって思ったものの、やはり夢物語ですよね。

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2009年6月20日 (土)

M09011.シネマ歌舞伎特別篇『牡丹亭』

Botantei

シネマ歌舞伎の特別篇。演目は「歌舞伎」ではありません。演者は日本を代表する歌舞伎役者「玉三郎」。女形玉三郎が中国で中国の昆劇に主演として客演した作品です。ドキュメンタリーと舞台の2部構成。

玉三郎さんは舞台では見たことはなく、じっくり作品を見るのは初めての経験です。噂通りの美しさ。その容姿だけでなく、中国語の台詞と歌の素晴らしさに感嘆。凄い役者さんです。

ストーリー(作品資料より)
南安太守の令嬢・杜麗娘は、春のうたたねの夢に柳夢梅という若者と出会う。瞬く間に恋に落ちた二人は、13人の花神たちの祝福の中で結ばれ、歓喜の時を過ごすが、気がつけばそれらはすべて夢の中での出来事だった。夢の中での恋が忘れられず、柳夢梅への思いは日増しに募り、その思いのあまり杜麗娘は病に罹り、はかなくこの世を去る。しかし、二人の愛はそれでは終わらず、そのあと信じられない展開が…。

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2009年6月 2日 (火)

M09010.グラン・トリノ

Grandtrino

堪能!!久々に心から感動しました。
この映画の良さは、エンドロールが終わるまで、誰も席を立たなかったことが証明していると思います。
クリント・イーストウッド監督・主演・ついでに主題歌も歌っているようです。まるで彼に「映画ってのはこういうのを言うんだ。」といわれているよう。本当の「映画」をみたような気がします。

イーストウッド演じる主人公ウォルト・コワルスキーは朝鮮戦争の帰還兵、元フォードの組立工。テラスでビールを飲みながら日がな一日過ごす頑固な偏屈者、息子との付き合い方を知らない、まるで私の父親のようです。私の父親と違うのは、ウォルトはとても器用で何でも自分でできること。

ストーリーは彼の妻の葬式から始まります。彼の住むのは元々白人地区だったようですが、今ではほとんどの白人が引っ越してしまい、荒れた地区になってしまっています。隣にはアジア系移民の一家が住んでいます。差別主義者でもある彼ですが、隣人、特に少年タオとの交流が始まりその性格が変化していきます。

誰もが「あの結末は・・・・・」というウォルトのケリのつけ方。賛否両論でしょうけど、映画としては見事なエンディングです。現代のアメリカ(一部日本にも共通した)の深刻な問題をテーマにしていますが、重くならず、あの衝撃の結末にもかかわらず後味が良かったです。

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2009年5月17日 (日)

M09009.60歳のラブレター

60sai

60歳を迎える3組のカップルのお話。
定年を迎えるとともに離婚する夫婦。愛人と二人で企業経営をするが、大手企業の重役という立場を自身の実力と思い込んでいたことに気付かされる。別れた妻は新しい自分と生き方に気がつく。
魚屋の夫婦。お互いの愚痴ばかりで過ごしてきたけれど、妻の病気により、かけがいの無い関係に気がつき、平凡さが幸せだと感じる。
やもめ医師と翻訳家の非婚キャリアウーマン。パートナーのいる素晴らしさを発見。自分自身でいられることの幸福。
全国から寄せられた手紙をまとめたものが原案だそうです。幸福というのは人様々。平凡な人生の中にもドラマがあり、傍目に恵まれた人生だと思っていてもそれぞれ寂しさを抱えていることを気がつかせてくれる作品です。
中村雅俊は相変わらずカッコよすぎ。井上順が良い味出してました。イッセー尾形と綾戸智恵は絶品。

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2009年5月 1日 (金)

M09008.バーン・アフター・リーディング

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今日はファースト・デイ。映画館は入場料1,000円。連休の狭間で時間もあったので本日2本目の映画です。
「おバカ」なブラッド・ピットに、競演がジョージ・クルーニー。ソフィスケイトされた大人の映画を期待して見に行きました。
ブラッド・ピットはフィットネスクラブのインストラクターで、脳みそまで筋肉ではないかという健康オタク。正直で小心者の良い奴。ブラピってもともとこんな奴じゃないかと思うほどのハマり役でした。
ジョージ・クルーニーは特定の人妻浮気相手がいながら、出会い系サイトに嵌っている財務省連邦保安官。ダンディでクールな彼を期待していると裏切られます。
CIAの秘密情報が書き込まれたCD-ROMを入れたフィットネスクラブのトレーナー、リンダ(フランシス・マクドーマンド)とチャド(ブラピ)。ふたりこれを何とか金にしようとします。元CIA諜報員や連邦保安官が絡んできて・・・・。と書くとスパイ物サスペンスっぽいのですが、完全に裏切られます。リンダの目的は全身美容整形の費用の為。CIAの秘密情報はアル中が原因で退職したどうでもいいエージェントのくだらない回顧録だし。ロクでもない奴らが、とんでもない行動を起こして、ニヤニヤしながら見ていると事態は最悪の方向へ。感受性の低い私には事態が良く飲み込めません。エンディングのテーマの歌詞で、なんとなく製作者であるコーウェン兄弟の意図が判ったような気がします。
小さなスクリーンでしたがほぼ満席。私と同年輩の男性客もいましたが、若い女性やカップルが多かったような気がします。彼女たちにはこの意図が判ったのでしょうか。

演じる俳優をそれぞれ想定して書かれた脚本だそうですが、個性ゆたかな出演者のキャラが楽しめます。思っていたのとは違う内容でしたが、仕事終わりに小さなスクリーンでひとり見るにはピッタリの作品でした。

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M09007.GOEMON

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監督の紀里谷さんのことは、宇多田ヒカルの元旦那ということしか知りませんでした。もちろん前作の「CASSHERN」も観ていません。型破りの時代劇ということで観にいきました。
織田信長が明智光秀に討たれ、秀吉の世に。天下の大泥棒石川五右衛門はきままな泥棒家業に勤しむが、秀吉の更なる欲望と、石田三成、家康の野望に巻き込まれる。三成配下の霧隠才蔵、家康配下の服部半蔵、茶々との過去の因縁や、五右衛門を旦那と慕う猿飛佐助がからんで五右衛門大暴れ。というストーリーですが、時代考証なんて全く無視のニュータイプ時代劇です。登場人物は丁髷ではありません。建物や衣装も無国籍風。刀も日本刀ではないし、機関銃までも登場。殺陣もいままでにないほど大袈裟で、江口洋介と大沢たかおは完全にアクションスターです。大沢さんにはちょっとしんどかったような気もしますが。江口さんのシェイプアップされた身体は見事でした。
紀里谷さんのターゲットは日本ではなく海外なのでしょうね。この時代の物語を散々見てきている我々日本人はすんなりストーリーに入りきれない気がします。時代劇と思わずに派手なアクションと映像を無条件で楽しみ、込められたメッセージを感じ取るべき作品ですね。モチーフは日本の安土桃山時代ではなく、現代世界です。憎しみの連鎖は断ち切るべきなんです。そうですね、紀里谷さん。003
一番の儲け役はガッレジセールのゴリだと思います。ラスト直前のシーンを演じるにはちょっと二が重かったかもしれませんが、はまり役でした。
茶々役の広末涼子はちょっと残念。彼女の演技力は認めます。「おくりびと」の彼女は素敵でした。今回は衣装、ヘア・メイクに違和感がありました。私の目にはちっとも綺麗に見えませんでした。子供時代を演じた福田麻由子ちゃんは綺麗で上手でした。

ロケ無し。すべてがセットとグリーンバックで撮影されたそうです。とても豪華で綺麗な映像ですが、どうしても無機質になってしまいますね。日本らしい緑溢れる森の中での殺陣も見たかったような気がする私はセンスがないのでしょうか。

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2009年4月19日 (日)

M09006.鴨川ホルモー

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原作は昨年読んだ、万城目学の同名小説。
京都大学に二浪して入学した主人公が、「京大青竜会」という得体の知れないサークルに入部して過ごす青春ドラマ。このサークルは「ホルモー」という競技をするサークルで、京産大、立命大、龍谷大と京大の4校が対抗戦を行います。サークルに入部し「オニ語」という特殊な言語を習得したものだけがみることができる「オニ」を繰って戦う競技です。このホルモーのあり得ない設定と誰もが持つ青春のほろ苦い出来事が上手く構成されていて、気持ちよく見ることが出来ます。キモ可愛い「オニ」のVFXは上手くできていて楽しいです。
「ブス」役の栗山千明。その開き直ったような風体と演技は見物。

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2009年3月14日 (土)

M09005.ヤッターマン

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御存知アニメ「ヤッターマン」の実写版。皆そう思ったと思うけど、話を聞いたときには、「どないなんねん」と、思いました。キャストはドロンジョを深田恭子、ボヤッキーを生瀬勝久、トンズラーをケンドーコバヤシ。これを聞いて、面白そうかも、と思ったのは私だけでなないはず。現在OA中のアニメ版の大ファンである娘も、この話を聞いての最初の質問が、「ドロンジョは誰がやるの?」でした。
深キョンのドロンジョはとても良かったです。サービス満点でした。コスチュームの出来が素晴らしく、最低の露出で最高の露出感をだしてました。入浴シーンまであり、3人揃ってのダンス?も、「ここまでやるか!深キョン。」てなところです。この深キョン=ドロンジョより上行ったのが、ボヤッキー=生瀬。どうしてもやりたかった2役の内、ねずみ男を大泉にもっていかれた悔しさからか、まったくボヤッキーそのものの大熱演でございました。真の主役は彼なのかも。トンズラーは、ケンコバの気配が消えていて、本物のトンズラーです。スピンオフでヤッターマンの登場しない、ドロンボー一味だけの映画も成立するかも。
オープニングはみつばちハッチ公の銅像がある渋山駅前。このセットの作りこみが凄い。細部までパロディが行き届いているようです。とても1回観ただけではチェックしきれません。駅前のハンバーガー屋は「伊勢海老ステーキバーガー」が売りのようです。とにかく、こんなショーモない映画なのに最後の最後まで凝りマクってます。
私の最大のチェックポイントは阿部サダヲの娘役をやってる岡本杏里。三池監督は多分Sなのでしょうね。弱冠15歳、セブンティーン専属モデルの彼女がガンガン虐められてます。もう完全にM女。
とにかく突っ込みどころ満載の超娯楽作品。あ、そうそう、ヤッターマン1号の櫻井翔君も素敵でした。

全般的に大人向けの映画だと思うのですが、娘も大喜びでした。
コンセッションでは、紙製のヤッターマン・マスクがついていました。スタッフが被っていたヤッターマンの帽子が欲しいです。

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2009年2月28日 (土)

M09004. 007/慰めの報酬

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やっと観にいきました。007最新作。公開終了も近い時期だったからか、通常料金でプレミアム・スクリーンで見ることができました。

のっけから目が回るような物凄いカーチェイス。その後も、アクションにつぐアクション。めまぐるしいカメラワークで次々とカットが変わり、付いていくのが大変です。J・ボンドはずっとボロボロ状態だったような気がします。
『007/カジノ・ロワイヤル』に続くダニエル・クレイグ版007の第2弾。前作がとても良かったので、期待していたのですが、正直ちょっとがっかり。007シリーズは私にとって「アクション映画」ではないのですが、この作品は完全に「正統派アクション映画」。服装を乱すことなく、顔に傷することなく、秘密兵器と美女に助けられ、とても都合よく危機を脱するボンドはどっかに行ってしまいました。ボンド・カーには信じられない平気の一つや二つは搭載して欲しいし、夢のような秘密兵器ももっと欲しい。前作では、とんでもないご都合主義のストーリーから脱したことを評価したのですが、アクションばっかりになればなったで不満なんですね。前作に続くストーリーが、ちょっと判りにくかった。敵の正体がはっきりしない。ボンドの人間ドラマを描くことには反対しないけど、ある意味、僕にとって007はスーパーマンなんです。ハッキリと敵がわかり、ボンドが都合よく退治するという基本は残してほしいところです。
とはいえ、2時間たっぷり楽しませていただきました。次はもっと期待。

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2009年2月23日 (月)

アカデミー賞

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今年のアカデミー賞は日本の作品が2部門で受賞と快挙となりました。
外国語映画賞を受賞した「おくりびと」は個人的に思い入れの強い作品だったのでとても嬉しいです。下馬評では受賞の可能性は低い、とのことでしたので喜びはひとしおです。日本映画らしい映画が受賞して、興行的にもヒットとなったのは、興行収入ばかりを気にしてガキ向けの映画ばかりになったように思われる日本映画界に大きな影響を及ぼすでしょう。

短編アニメーション賞の「つみきのいえ」。12分の作品はどんな形で興行するのだろう、見ることができるのだろうか、と思っていたところ、「YOU TUBE」にアップされていたのでみることができました。しかし、明らかな著作権侵害なので、即刻削除されたようです。
水没した街に住む一人暮らしの老人。その街は水嵩が増える都度、上を継ぎ足された建物が水上に並んでいます。老人は水嵩が増えるのを自然に受け入れ、床が水浸しになるとレンガを積み、新しい部屋を淡々と作ります。水中の積上げられたそれぞれの部屋には彼の思い出が残っています。ちょっと悲しく、寂しくなるのですが、観ていると心がポカポカしてくるような気がします。BGMとSEだけで台詞はありません。
絵本を捲るような素朴なタッチの画像で、特別な技術を使っているようには思えません。タイトルとエンドロールはフランス語なのでちょっと見はフランスアニメです。日本のアニメーションはその技術の高さゆえ、世界のトップで独自の文化として世界中に認知されているようですが、この作品はその認識とは違った意味、テーマと表現力で認められたような気がします。BGMのように何度も見たくなる作品です。違法とはいえ観ることができて幸せな作品でした。次はどこで見ることができるのでしょう。
制作会社の「ROBOT」は元々CMの制作プロダクションです。最近は興行的に大成功している映画を多くリリースしています。娘が大好きな「タイヨウのうた」もここの作品です。アニメーションとCM以外にはTV作品は手がけてないようですが、TV局と制作会社の関係が問題になっている今、注目の制作会社でがんばって欲しいと思います。

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2009年2月21日 (土)

M09003.ベンジャミン・バトン 数奇な人生

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今年のアカデミー賞、最多部門にノミネートされている作品。主演はブラッド・ピット。主人公のベンジャミンは産まれた時に80歳代の身体で成長?するにつれ若返る。普通の人々とは逆の人生を送る。時代は1918年の一次大戦から21世紀に至る人生。
産まれた時に母親が死亡。そのあまりの醜さに父親はある老人ホームの前に彼を18ドルとともに置き去りにしてしまいます。その老人ホームに勤める黒人女性が彼の将来にわたる母親となります。事情の知らない彼をとりまく人々は、彼を「普通」の人間として扱います。特異な人生なりの悲しみや喜び。全く他人と違う人生が幸せなのか、と問いかけることによって、私たち普通の人間の幸せについて考えさせられる物語です。
原作はF・スコット・フィッツジェラルド。1920年代に書かれた短編だそうです。画像処理技術が発達した現代だからこそ映画化できた作品だと思います。ブラピの演技、特殊メイクと画像処理の技術は素晴らしい。でも、その演技と技術を際立てないで、自然な形で表現されているから見るものを感動させるんじゃないでしょうか。
彼の人生は悲しいけれど幸せだったんじゃないかと思います。淡々と描かれる彼の人生。そのエピソードひとつ一つが、私の思い出を思い起こさせてくれました。もし私が80歳で生まれていたら、今年30歳。これから肉体的に最も充実する時期になります。経験を積んだ上に肉体的にも充実していて、しかも終末が見えている人生。これはこれでとても楽しいかもしれません。実際には私の人生、これから体力は下るばかりです。でも、それなりに楽しみたいと思います。何よりも愛する家族がいるのだから。

無理矢理娘に付き合ってもらいました。彼女には難しすぎたようですが、おとなしく最後まで観てくれました。ありがとう。

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2009年2月12日 (木)

M09002.旭山動物園物語~ペンギンが空を飛ぶ

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今や日本一の動物園。「旭山動物園」。北海道のしかも旭川という極寒の地にある動物園が何故?と私も思いました。この映画を観たらその秘密が判るかもしれない、と思って観にいきました。物語は客が少なく、自治体も財政難で閉園の危機に瀕している時代の話です。動物園のスタッフ達は動物達を愛しています。動物にとって本当に良いことと、来場者にとっての魅力の双方が実現できたのが旭山動物園のようです。西田敏行さん演じる滝山園長やスタッフの「知恵」は素晴らしいのですが、行政に納得させたその熱意と手腕があってこその再建劇でした。杓子定規で夢を持てない役人達を説得するのがいかに大変か、ということを改めて考えさせられる人間ドラマです。映画では、人間味溢れる新市長の登場で現在の旭山が実現できたことになっています。この旭山の成功は、単にこの動物園再生という問題だけでなく、人間と動物園の動物との付き合い方、行政と市民の関係までも提議してくれたようです。現在の旭山動物園の姿はあまり出てこないので、観ると明日にでも旭川に行きたくなります。登場する動物達の表情も素敵です。

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2009年2月 4日 (水)

M09001.きつねと私の12ヶ月

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「皇帝ペンギン」のジャン・リュケ監督初の長編フィクション。「皇帝ペンギン」大感動だったので、大きな期待を持って観ました。きれいで雄大な映像には満足。でも、ちょっと期待はずれでした。「皇帝ペンギン」はまったくのドキュメンタリーでしたが、顔の筋肉を動かせないはずのペンギンたちが、演技をする以上に表情豊かに感じられました。「きつねと」は人間との絡みがある分、動物自身がもつ気持ちと表情に迫ってくるものが強く感じられないのです。ドキュメンタリーだと思って観てしまったのが原因で、作品自体の出来は素晴らしかったです。やはり、映画も観る前の心構えで印象が変わってしまいますね。

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2008年11月16日 (日)

M08026.イーグル・アイ

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スピルバーグ作品。監督はD.J.カールソー。主演:シャイア・ラブーフ  ミシェル・モナハン

「ネタばれ」かもしれません。
突然携帯にかかってきた電話。主人公のふたりはその後行動すべてを携帯に電話により何物かに指示されることになります。世の中のシステムすべてがその行動に合わせて動きます。
さすがハリウッド映画、スピルバーグ作品だけあって、迫力と作りこみは物凄いものでした。のっけからグイグイ引きこまれるのですが、終盤がちょっと・・・・・
スピルバーグはこの作品の製作を随分前から考えていたそうです。決意したのは、「このストーリーが荒唐無稽なものだったのが、時代が追いついてきたから」だと聞きました。確かにコンピューターに支配されてしまっているといっていいほど、世の中すべてがコンピューターにより動かされ管理されています。しかし、コンピューターが感情や独自の判断力をもって人間を支配する、ということは、コンピューター社会になった今ではかえって、有り得ない話だと私は感じています。コンピューターのシステムは人間が作っています。過去のデータやノウハウの蓄積を整理し、確実に素早くアウトプットしていくシステムです。システムがダウンしたり、予期せぬ動きをしたりすることはあっても、コンピューターが感情を持って暴走し、人間を支配するというお話はコンピューターを理解するほど有り得ない話だと思われるような気がします。現実社会の進歩がこの手の映画作りを難しくしていますね。007シリーズがアクション重視になって復活(したと私は思っています。)したように、SF的要素の映画作りは限界がきているのかも。ファンタジーにしてもネタが尽きているような気がします。

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2008年11月 9日 (日)

M08025.櫻の園

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中原俊監督作品。中島ひろ子主演で1990年に沢山の映画賞をとった作品のリメイク。
今回の主演は福田沙紀。
名門女子高に編入した主人公が、その時代遅れの規律と御気楽お嬢様達に辟易しながら抵抗し仲間との絆を深めていくお話。もともといる女子高生達、その伝統にあこがれて入学した生徒が多いのだから、跳ね返りの主人公は当然「嫌な奴」です。その「嫌な奴」に共感する生徒が現れ、お互いが「嫌な奴」でなくなる、というストーリーだけど、私にとって沙紀ちゃんは何故か最後まで「嫌な奴」でした。その他の女の子は良かったんだけど。

私は「名門女子校」好きです。校門の前でお辞儀をしたり、制服や髪型のレギュレーションがやたら厳しかったり、お上品な言葉遣いをするのは愛すべき伝統だと思います。最近の若い奴の服装や言葉遣いは、だらしなさ過ぎる。腹が立ちます。でも、まあ、本当の個性とか、お洒落とかを教えられる大人が少なくて、総理大臣でさえも下品で知性がないこの世の中。物事の本質を理解できる機会が少ない若者は不幸です。この映画のストーリーは伝統や規律を守りつつも、個性や自由を育むことができる、というテーマのような気がするのですが、沙紀ちゃんには演じ切れなかったような気がします。

良かったのは寺島咲ちゃん。彼女は大林監督作品デビューなんですね。雰囲気が素敵でした。息の長い女優さんになって欲しいです。

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2008年10月30日 (木)

M08024.釣りバカ日誌19  ようこそ!鈴木建設御一行様

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おなじみのシリーズです。今回のロケ地は大分。ゲストは常盤貴子、山本太郎、竹内力。

鈴木建設初めての社内旅行のエピソード。時事ネタ盛り込んで無難に楽しく過ごせる映画です。健康診断、温水便座、オフィスセキュリティなど、最近の傾向をネタにしたものには思わず、頷きつつ笑ってしまいました。

浜ちゃん役の西田さんも60過ぎ、実際なら定年ですよね。スーさんの三國さんはホント、ヨタヨタ。テレビでやっていた沖縄での11作目を最近みたのですが、二人とも随分若いです。残念ですが、もうそろそろ限界のような気がします。

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2008年10月19日 (日)

M08023.人情噺文七元結(にんじょうばなし ぶんしちもっとい)

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「歌舞伎」というと、ちょっとお高くとまった感じで、楽しむためにはある程度の知識が必要。チケットも高いので限られた人のためのものと思われがちです。私は何度か生の舞台を見ています。特に印象深かったのが、改装前最後の「京都・南座」の顔見世興行。両親が観にいく予定だったのが、弟が入院してしまって母が行けなくなり、私が父のお供をしました。観にいけばとても楽しいのですが、やはりあらかじめ出し物のストーリーや役者のことが判ってないと面白くありません。有名な「弁慶」ものよりも、「封印切り」のように江戸庶民の生活を描いたもののほうが、台詞も判りやすく楽しいかもしれません。

この作品は歌舞伎の舞台をそのままカメラに収め、映画館で見られるようにした、「シネマ歌舞伎」のシリーズ。原作は三遊亭円長の落語。新橋演舞場で上演された中村勘三郎の舞台を山田洋次監督で映像化されたものです。勘三郎演じる主人公・長兵衛。人が良くて、腕も立つ左官屋だけど大の博打好き。江戸っ子らしく宵越しの金は持たず、家にお金を入れないので長貧乏。唯一の財産は奥方と愛娘お久。そのお久が貧乏を見かねて吉原に身を売ろうとします。妓楼の女房・お駒は事情を察し、長兵衛を諭し、50両の金を貸し与えますが、その帰り道、店のお金を落としてしまい、困り果て、自殺しようとしている若者に出会い、その全額を名も名乗らずに渡してしまいます。

まさに勘三郎の一人舞台。しっかりした発声と芸に裏打ちされたコミカルな演技は最高に楽しめます。役者のアップを見ることのできる「シネマ歌舞伎」なので、彼の豊かな表情を堪能することができました。

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2008年10月11日 (土)

M08022.フレフレ少女

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人気絶頂の「ガッキー」こと新垣結衣主演映画。学園恋愛スポ根映画ですかね。百山桃子(新垣結衣)はダサダサの文学少女。実際の恋愛より小説の中の恋愛にしか興味なし。ところが、野球部の人気選手に一目ぼれしてしまい、彼に近づくために何故か廃部寸前の応援団に入部。部員集めから苦労してついには団長になってしまいます。この応援団、素敵なOBがいて彼らが応援の意味、何かに一生懸命になる意味に気付かせてくれるのです。
単なるアイドル映画と思っていたのですが、なかなか良い作品でした。最近の私はこの手のお話にとっても弱くなったような気がします。私が所属した運動部にも素敵な先輩がいましたが、苦しい練習をする意味までを直接言ってはくれなかったような気がします。多分感受性の低い、鈍い少年だったので気が付かなかったのでしょうね。判っていれば、もう少しテニスの戦績も上がっていたでしょうね。

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2008年9月21日 (日)

M08021.次郎長三国志

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「寝ずの番」に続くマキノ雅彦(津川雅彦)監督作品。オリジナルのシリーズは彼の叔父であるマキノ雅弘監督作品です。
次郎長は中井貴一。「寝ずの番」に続く主役。渋い役者が脇を固める豪華キャスト。個性的でうまい役者と私好みの女性陣が勢ぞろい。楽しく観る事ができました。    
ただ、見終わった後はなにか物足りないんですよね。中井貴一の次郎長が真面目で義理堅いところは良いのだけど、何かドーンと突き抜ける感じがない。時代劇が流行らない今、昔の時代劇スターみたいな「華」を持った役者なんて期待するのが間違っているのですかね。オリジナルを観てないし、次郎長も良く知らない私にとって、ストーリーも、次郎長の魅力を見つけられるほどのものでもありませんでした。何が足りないんだろう・・・・・。      

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2008年9月15日 (月)

M08020.崖の上のポニョ

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今日は敬老の日。99歳の大ばあちゃんを囲んで、妻の実家でお祝いしてから、娘と一緒に観にいきました。公開して日にちが経っていても劇場は大入りです。さすがにジブリ作品。
私はジブリの熱心なファンではありませんが、作品が発するメッセージには感心していました。ところが、この作品からはそのメッセージが伝わってきません。私の感受性の問題でしょうか。ただ、私の周りにも同じように感じた人がいました。
娘は大喜びで観てました。興行的には大ヒットです。プロモーションとネームバリューは素晴らしいですからね。ジブリは作品を創っているのではなく、作らされている、なんて言う人もいます。最近の映画ヒット作は内容が伴っていない気がするのは私だけじゃないようですが、ジブリもこんなだとちょっと寂しいです。

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2008年9月13日 (土)

M08019.おくりびと

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納棺夫日記が原作

原作で語られるエピソードが見事に映像化されています。この手の作品としては伊丹重三さんの「お葬式」を思い起こすのですが、この作品は伊丹さんの作品ほど毒を持つ笑いはなく、その分綺麗な映像と程よいユーモアに溢れ、笑い泣ける作品になっています。
主人公の納棺師は本木雅弘が演じます。彼の純粋で真面目、気が弱そうなキャラクターが行う「納棺」が素晴らしい。仕草が格調高く、死体と残された家族に対する思いやりが伝わってきます。とにかく、偏見を持たれる職業であることは否めませんが、彼の仕事振りから見た人の偏見が消えていくのは納得です。原作では生きることと死ぬことについて考えさせられましたが、映画では生きていくことに必要な仕事に対する「プライド」について考えさせられるとともに、何事についても真面目に愛情をもって生きることの気持ちよさ、を感じさせられた気がします。

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2008年9月 7日 (日)

M08018.幸せの1ページ

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「タクシー・ドライバー」「羊たちの沈黙」以来、久々に見たジョディ・フォスター。対人恐怖症で引きこもり、潔癖症の世間知らずの人気「冒険小説」家という役柄。かっこ良さのかけらもないおばさんです。「羊たち」のイメージしかない私にとっては衝撃大でした。

アレクサンドラ(ジョディ・フォスター)が書くヒーローは、空想で作った理想の男性。世界中にたくさんのファンがいるようです。もちろんそんな彼女が書いているとも知らず。アレクサンドラは南の孤島に海洋学者の父親と二人だけで暮らす少女・ニム(アビゲイル・ブレスリン)から、物語のヒーロー宛のSOSのメールを受け取る。父親が嵐の海で行方不明、独りぼっちのニムを救うため、アレクサンドラは南太平洋へと向かうのです。何しろ初めての外出のため道中トラブルだらけ、とんでもない目に合います。
大人のためのファンタジーって感じの作品です。ニムの住む島は私にとっても夢の島。きれいな自然と仕掛けが楽しそう。ちょっと環境問題なんかも考えさせられるけど、全編楽しい仕掛けが満載。後味も良かったです。

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2008年8月31日 (日)

M08017.パンダフルライフ

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現在日本でジャイアントパンダがいるのは「白浜アドベンチャー・ワールド」と神戸の「王子動物園」。このうち白浜では繁殖に成功しています。ジャイアントパンダは2頭子供を産んでもそのうち1頭しか育てないそうですが、白浜のメイメイは双子の2頭を育てることに成功したそうです。その兄弟パンダ、「リュウヒン」と「シュウヒン」はもう4歳。詳しい事情はわかりませんが、中国に行くことになります。
中国四川省、成都にある成都大熊猫繁育基地は中国最大規模の研究施設。日本からの2頭を中心にここで暮らすパンダたちのドキュメンタリーです。とはいっても、食べて、ゴロゴロして寝るだけのパンダたち。何か劇的なことが起こる訳ではありません。まあ、その辺が癒し系の所以、ただ可愛いだけです。パンダファンの為のパンダの映画です。

成都といえば四川大地震で大きな被害を蒙ったところです。パンダたちは大丈夫だったようでが、大変だったでしょうね。

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2008年8月 6日 (水)

M08016.あの日の指輪を待つきみへ

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アメリカ人女性エセル・アン(シャーリー・マクレーン)は夫にも娘にも心を閉ざして生きてきた。50年前に戦争で愛する人失ってから。一方、爆弾テロが頻発するアイルランド。ここにも50年間胸の中に何かひっかかりを持ち続ける人がいる。飛行機の墜落現場で何かを探し続けているのだが、ある少年がエセルの名前が刻まれた指輪を手に入れたところから閉ざされた50年が動き始める。二つの時代と国が交差して運命の愛が明らかになっていきます。
監督はリチャード・アッテンボロー。物語のベースは実話だそうです。
主演のシャーリー・マクレーンといえば、「アパートの鍵貸します」「ハリーの災難」。この頃のハリウッド映画は私のあこがれでした。よぼよぼのおばあちゃんになっていますが、とても素敵でした。
過去と現在、アイルランドとアメリカが行ったり来たりで、序盤はストーリーを追うのが大変でしたが、全体に大人のラブストーリーに仕上がっています。とても良い気持ちにさせてくれる映画ですが、主人公は戦争がなければ50年間明るく生きていられたかもしれないと思うと切ないですね。戦争は悲しみしか残しません。

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2008年8月 3日 (日)

M08015.カンフー・パンダ

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あまり期待もせずに娘を連れて観にいったのですが、掘り出し物でした。
ラーメン屋の息子、パンダのポーは「カンフーおたく」。カンフーを愛し、知識は豊富だけどブクブクの身体そのままに腕の方はカラッキシ駄目。ところが、何を間違ったのか、村のヒーロー、マスター5を差し置いて「龍の戦士」に選ばれてしまいます。厳しい修行に耐え極悪カンフー・ウォリアー「タイ・ラン」から秘伝の巻物を守ることができるのか・・・。
「シュレック」シリーズのドリーム・ワークスの作品だけあって素晴らしい出来栄えでした。虎・蛇・蟷螂・猿・鶴のマスター5のカンフー型は正に本物。パンダ拳ともいえるポーのカンフーもアイデアに溢れた見事な型です。カンフーの基本、マタ割りなどの柔軟性、瞬発力のトレーニング、信じることや仲間の大切さとカンフーの基本もきちんとおさえています。全編にちりばめられたユーモアとギャグに娘も大笑い。大いに気に入ったようです。
声優陣も地味ですが豪華。山口達也、木村佳乃、中尾彬、MEGUMIがきっちり嵌っています。シーフー老師は笹野高史。この人声優までやるんですね。

娘は今週毎日カンフーの練習です。マタ割りの痛さと、筋肉痛に怯え暗い気分になっているようです。 

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2008年7月27日 (日)

M08014.ドラゴン・キングダム

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「ジャッキー・チェン×ジェット・リー 夢の競演」だそうです、というのも私はあまりカンフー映画のことを知らないのです。ジャッキー・チェンはさすがに知っていますが、ジェット・リーは知りませんでした。妻はこの二人の競演というだけで見る価値がある、というので二人ででかけました。格闘シーンはなるほど見事です。ストーリーなんていりません。

物語は現代のボストン、チャイナタウンから始まります。カンフーおたくの少年ジェイソン(マイケル・アンガラーノ)は店主が老人(ジャッキー・チェンの二役)でカンフーのDVDが安く手に入る、行きつけの質屋での強盗の手引きをさせられます。彼は銃弾に倒れた老人から金色の棒を元の持ち主に返すよう言われます。強盗に追いかけられた彼は古代中国に。金色の棒、実は如意棒を石にされた孫悟空に返すための戦いの旅に出るのです。弱っちいジェイソンを守り、助け、鍛えるのがルー・ヤン(ジャッキー・チェン)とサイレント・モンク(ジェット・リー)。孫悟空を騙し、石にしてしまい悪政の限りを尽くすジェイド将軍(コリン・チョウ)への復讐を狙うゴールデン・スパロウ(リュウ・イーフェイ)も同行します。テンコ盛りのカンフー・アクションを目一杯楽しめる作品です。

ジェイソンが鍛えられるシーンで、足を縄で括られ広げさせられているところでは、いつもカンフーの練習時にストレッチで先生に背中に乗られて泣いている娘を思い出しました。そうそう、カンフーの基本は柔軟性と瞬発力なのです。娘にも見せたいけど、字幕なんで無理です。
ジェイド将軍の手先、白髪魔女のリー・ビンビンはリュウ・イーフェイと共に美しく素敵です。白神魔女がスパロウに「このブス!」と言ったのは笑えました。

外にでると夜空に稲妻が轟いて、とても綺麗です。キャンプ場にいる娘は大丈夫だろうか・・・

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2008年7月26日 (土)

M08013.劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ

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DSのポケモンにハマっている娘にせがまれて前売り購入、見に行きました。
前売りを買うと、レベル100の「レジギガス」が貰えるのです。量販店のサービスカウンターでチケット購入。玩具売り場でダウンロードしてもらいました。売り場はダウンロードする人が並んでいます。とんでもない数の前売りが売れたそうです。劇場では席に座ってDSを操作するとスクリーンから「シェイミ」がやってきます。これにはビックリ。
私は後半寝てしまったので、ストーリーについては何もいえません。娘曰く、たいした話じゃなかった。
ポケモンを貰うための映画だったようです。

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2008年7月20日 (日)

M08012.ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

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実写版ゲゲゲの鬼太郎第2弾
ウエンツの鬼太郎、猫娘の田中麗奈、砂かけ婆の室井滋、寛平ちゃんの子泣き爺、鼠男の大泉洋のレギュラー陣は健在。その他の妖怪たちも豪華な出演者多数です。
作品の雰囲気は昨年とは大きく変わりました。ストーリーは「妖怪と人間の愛」を中心に展開されるので、VFXが高度に多用されていることと併せて、グッと大人の雰囲気になっています。前作からより怖くなり、アクションシーンも増えていますが、「妖怪大戦争」ほどはハチ切れていないかな、というのが正直なところ。
寒い時期のお話なので、猫娘が素足を見せていないのはちょっと残念。

娘にとっては前作よりも怖かったようで、耳をふさぐこと度々。その分、笑えるところが少なかったというのが少し不満だったようです。

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2008年6月 8日 (日)

M08011.築地魚河岸三代目

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エリート商社マンの赤木旬太郎(大沢たかお)は、非人情的な仕事に悩んでいる中、恋人の明日香(田中麗奈)の実家である築地の仲卸「魚辰」の仕事を手伝う。築地での仕事はプロ対プロのせめぎ合い。ド素人で足手まといになるばかりだが、活気と人情に溢れた世界に心惹かれ、その中に飛び込む決心をする。
原作は人気コミックだそうです。シリーズ化が決定しているようですが、松竹作品なので「釣りバカ」の後釜ということでしょうか。大沢たかおは私の持つ今までの彼のイメージとはちょっと違う気がしました。新しい彼のキャラクターとしていい感じなのですが、いまいち弾ききれてない様な気もします。渥美清、西田敏行に続くキャラクターとしては二枚目すぎるような気がするのですが、どうなんでしょう。登場人物に本当の悪人がいなくて良い気持ちにさせてくれる作品なのは間違いないです。
作品中に登場する築地市場の溜まり場の喫茶店は見覚えがあります。一度昼飯食ったような気がします。
見に行くのを嫌がっていた娘もまあまあ楽しんだようです。「結局三代目になってないじゃないと」変なところに拘っていました。旬太郎が水浸しになった回数も気になったようで、彼女によるとこの映画は「水浸し映画」だそうです。

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2008年4月26日 (土)

M08010.犬と私の10の約束

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「犬の10戒」という作者不詳の短編詩が90年代にインターネット上で話題になったそうです。14歳の少女あかり(福田麻由子)は母親に犬を飼う時に「10の約束」を教えられます。犬が飼い主にして欲しい10のお願いです。その直後に母親は亡くなり、愛犬「ソックス」は家族の一員として癒しを与えてもらいます。毒が全くない、優等生の映画です。
10の約束」の中にあるのですが、犬は10年くらいしか生きられません。だから、犬を飼うと必ず犬との別れを経験することになります。私が犬を飼わない理由の一つにそのことがあります。同じ経験を持つ妻は映画を観ながら涙していました。娘は映画を観た後も犬を飼いたいと言っています。「別れ」とか「死」を7歳ではまだ実感できないのでしょうか。ソックスのことを「ペットじゃないよね、家族だもんね」という父親(豊川悦司)の台詞があります。犬を人間同様考え溺愛するのも犬にとっては迷惑な話だと思いますが、犬のことをちゃんと考え付き合っていくヒントがこの「犬の10戒」にあると思います。
帰りの車中で、娘が観た映画を3人で思い出し数えてみました。どうやら20本程観ているようです。7歳としては多いほうではないでしょうか。今回から観た映画のチラシをファイルすることにしました。

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2008年3月29日 (土)

M08009.カンフーくん

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主人公は中国・少林寺の武術学校に通う天才少年「カンフーくん(チャン・チュワン)」。老師の一撃で中国から日本へ吹き飛ばされます。免許皆伝のための最後の敵が日本にいるというのです。中華料理屋の女主人で太極拳の達人・泉ちゃん(泉ピン子)やその孫娘・レイコ(藤本七海)の世話になり敵を探す。レイコの通う小学校を狙う悪の組織に挑みます。
超B級映画。泉ピン子、、西村雅彦、矢口真里、佐田真由美、伊武雅刀、武田真二、笹野高史、その他豪華キャストがやりたい放題。ただそれだけの楽しい映画でした。

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2008年3月26日 (水)

M08008.ノーカントリー

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さすが、オスカー受賞作だけあって私にはちょっと理解が難しい作品でした。といっても、面白くないということではなくて、最後まで十分に楽しめました。難しいというのは、この作品で何がいいたいの?って考えるから。で、ラスト近くで、あの人が簡単に殺されちゃうし、あの人は殺されたのかどうか謎だし、トミー・リー・ジョーンズの保安官っていったいなにしてたのかわかんないし、アントン・シガーはどうなったの?と、こんなんで終わっちゃうんだ、と思ってしまったのです。
オスカー助演男優賞の非情の殺し屋アントン・シガーを演じたスペイン俳優ハビエル・バルデムはお見事。あの髪型のインパクトも強烈でしたが、数少ない台詞でイライラと不気味さを感じさせるのが凄い。主演はトミー・リー・ジョーンズなのでしょうが、実際の主演はこの人のような気がします。

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2008年3月20日 (木)

08007.映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝

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今回のテーマは「環境問題」です。ただ、単純に「緑を大切に」というのではなく、人間と自然との共生を考えるためには、「思いやり」が必要だというのがメッセージのようです。お決まりですが、のび太やジャイアンのそれぞれを思いやる関係が素敵でした。ドラえもんがポケットの中の道具を未来に送ってしまって、ほぼ空っぽに近かったので、問題の解決を道具に任せることが出来ず、 皆の力と知恵で立ち向かうのが良かった。
キーキャラクターの「キー坊」はとても可愛いです。
娘は当然存分に楽しんだようですが、私たち大人も楽しく、いろいろ考えさせられる作品でした。

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2008年3月 8日 (土)

M08006.ライラの冒険 黄金の羅針盤

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「ロード・オフ・ザ・リング」に続くニュー・ライン・シネマのファンタジー。原作ではストーリーが解かりにくかったのですが、映画ではテンポ良く見られたような気がします。その分、原作と比べると突っ込みどころ満載ですが。守護精霊の「ダイモン」がそれぞれに寄り添う様がごく自然に描かれていたのは流石、贅沢な映画でした。

7歳の娘には難しすぎると思ったのですが、楽しめたようです。事前に「ダイモン」のこととか、大体の内容を私が話したり、TVで見たりしていたからでしょうか。

娘は二コール・キッドマンの「コールター婦人」が気に入ったようです。彼女の役柄はとても微妙で、ライラにとって敵か見方か良く解からない。強い信念と残酷さと優しさが同居していて、小学一年生の娘には理解しがたい存在だと思ったのですが、母としての愛情と正しいと思うことを強く信じることに惹かれたようです。二コールはとても綺麗ですね。首筋の皺とか、「歳とった」と思われる方も多いとは思いますが。

妻も大いに楽しんだようですが、「ダイモン」を「代紋」だと思っていたのには大笑いです。

本編が始まった直後に入ってきたお客さんがいて大迷惑。ちょっと古めの劇場だったので、扉が開くと光が入ってしまいます。その客は遠慮するそぶりもなくしゃべりながら入ってきたので腹が立ちました。

エンドロールが長すぎます。10分あったんじゃないでしょうか。上映時間2時間弱、マイナス10分。実際の本編は1時間45分くらい。原作を読んでいるとちょっと勿体無い気がしますが、そうでない人にはちょうど良いのでしょうか。

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2008年2月24日 (日)

M08005.君のためなら千回でも

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物語の始まりはソ連侵攻前のアフガニスタン。アミールとハッサンは裕福な家庭の息子とその使用人の息子という立場ながら大の仲良し。信頼の絆で結ばれていた。しかし、子供にありがちなちょっとした行き違いで二人は分かれることになり、その後のソ連侵攻でアミールはハッサンを残しアメリカへ亡命。後悔しながら平穏な20年を送っていた。故郷について書いた初めての小説が出版されたアミールの元に恩人からの電話。ハッサンの為にアミールはタリバンに支配された危険な故郷へと旅立つ。

前半は純粋な子供心ゆえの残酷さ、浅はかさに、歯がゆさと切なさで胸がいっぱいになります。後半は信じたくないけどこの世界に存在してしまっている理不尽さ、狂信が招く悲劇に憤りとやりきれなさを感じます。100%じゃないけど、精一杯のハッピーエンド。でも、この物語で描かれたことの何千倍もの悲惨な出来事がこの世界で起こっている現実。私たちはその悲惨さを必要ないものとして認識しなくてはいけません。平和の実現は自身がしっかりすることから始まるのです。

原作はアメリカで300万部以上を売り上げた同名小説。邦訳は無いようです。残念。

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2008年2月17日 (日)

M08004.マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

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マゴリアムおじさん(ダスティン・ホフマン)は243歳、創業113年のおもちゃ屋はとても不思議。彼の魔法でおもちゃも子供も大人もとても楽しく大盛況です。おじさんはそろそろ引退して、モリー(ナタリー・ポートマン)に店を譲ることを考えているのですが、おもちゃたちはモリーが気に入らない様子。大反対してストライキをしてしまいます。おもちゃ屋はどうなるのでしょう。

「魔法をを信じるには自分を信じなければいけない」ということなのですが、ストーリーの展開がちょっと判りにくかったです。とても素敵なおもちゃ屋で名優ダスティン・ホフマンが演じているのに、とてももったいない気がしました。後半をもっと何とかして欲しかった。

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2008年2月 5日 (火)

M08002-2母べえ

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「母べえ」を観た私の母親からメールが届きました。父親と昔を思い出しました。あんな時代はもう絶対に嫌ですね。あの頃の母は大変でした。今の時代を感謝して次の時代につなぎましょう。とありました。娘が電話すると、長い間、「あの時代」のことを聞かされたようです。私の母は一男五女の6人兄弟ですが、もう一人妹がいたそうです。食糧事情の悪いあの時代に疫痢で亡くなりました。妻の父親も7人兄弟、母親は5人兄弟です。食べるものに事欠いたあの時代に、これだけの子供を育てたのは凄いことだと思います。妻の父方の祖母は今でも健在。家族の中で一番厳しい人です。昔のことを話すことはあまりないのですが、娘にはいろいろ話して聞かせて欲しいと思います。

「母べえ」の鑑賞者はお年寄りが多かったようです。私の妻を含め多くの人が涙していました。懐かしさの中、あの時代は嫌だと思う涙なのでしょう。

7歳の娘が最後までちゃんとこの映画を観られたことには、我が娘ながら感心しました。娘によると、浅野忠信さん演じる「山ちゃん」がいたので飽きることなく観られたそうです。娘は「戦争は嫌だと何回も言ってました。」この反応は当然のことだと思います。戦争を肯定する改憲や核の保有を唱える政治家がこれだけ多いのは何故なんでしょう。

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2008年2月 3日 (日)

M.08003.結婚しようよ

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吉田拓郎の名曲「結婚しようよ」と同名のタイトルですが、曲の内容がそのまま映画になっているのではありません。でも、拓郎の曲はたっぷり聴くことが出来ます。

フォーソング・ブームの中、学生時代を過ごした父親とその家族の物語。卓(三宅裕司)は52歳、不動産会社の平凡なサラリーマン。専業主婦の妻・幸子(真野響子)と詩織(藤澤恵麻)、歌織(AYAKO・中ノ森BAND)の二人の娘がいます。この家族の決まりは毎日欠かさず家族揃って夕食を共にすること。今時不可能?この家族を巡るいくつかのストーリーが展開します。定年後の過ごし方、昔追った夢と仲間たちとの再会、娘の結婚・進路。

ちらしやポスターには「R45?」とあります。私は45歳以上ですが、拓郎世代というにはちょっと若いような気がします。50半ば位の人がぴったりなのでしょうね。60前位の方がこれを観て涙をこぼしたという話も聞きました。私にとっても身につまされるストーリーもあります。

「落陽」で始まる拓郎の20曲は懐かしく、良い曲ばかりだと再認識しました。

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2008年1月27日 (日)

M08002.母べえ

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映画が始まってすぐにいたたまれない気持ちになり、そのまま席に座り続けるのが辛くなりました。涙を堪えるのに必死でした。

第2次世界大戦直前から戦中、お互いを「父べえ」「母べえ」「初べえ」「照べえ」と呼び合う仲睦まじい家族の物語。野上佳代(吉永小百合)はドイツ文学者の夫・茂を治安維持法違反で検挙拘束されながらも、二人の娘と共にしっかりと暮らします。

過剰な演出は一切ありません。戦争の悲惨さ理不尽さが身体の中に沁みこんでくるような気がします。見終わった後、皆に見て欲しいと思いました。

山田洋次監督。抑えの利いた演出。他の作品では物足りないと思うこともあるのですが、今回は見事です。この内容を伝えるにはこの演出しかないだろうと思います。

吉永小百合さん。「サユリスト」世代ではない私にとっても、真の大女優と思わせてくれました。演技を見てしまった今、「母べえ」を演じられる他の女優さんを全くイメージできません。

浅野忠信さん。深刻な雰囲気をまじめなコミカルさで和らげる素晴らしい演技でした。浅野忠信ってしばらく気が付きませんでした。彼の新境地かも。

鶴瓶。デリカシーのない叔父さん役。愛されるべき人物が心に残ります。

他、檀れいさん、二人の子役。山田監督と原作者の野上照代さんの思いが確実に出演者に伝わった結果、この家族の心に沁みる描写となっているのでしょう。

私はお涙頂戴の映画は嫌いです。映画はお金を払って楽しい時間を過ごすものだと思っています。エンタテインメント映画以外はあまり観ないことにしています。でも、この映画は皆に観て欲しい。

時代考証の緻密さやセットの出来の良さも含めて、粗製濫造だとも思われる邦画の今後の指標になるべき映画だと思います。昨年の「武士の一分」とともに。

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2008年1月20日 (日)

M08001.アース

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地球の地軸が傾いたのは50万年前に巨大な隕石がまだ若い地球に衝突したからなんですね。知りませんでした。この分野苦手なんです。この傾きが地球に気候をつくり、美しい自然を生み出しているのですね。その美しい地球を北極から南極へ旅をさせてくれるドキュメンタリーです。圧倒的な映像は見事です。

地球温暖化による北極熊の危機的状況から話が始まります。映画全体が人間と自然との付き合い方を考えさせられます。確かに地球環境について一番の悪い影響を与えているのは人間です。この美しい地球を守るべきです。が、「地球を守る」という考え自体が人間の「思い上がり」という気もしてきました。地球の環境は過去に何度か大きく変わったようです。その原因はいろいろあったにしても、地球の運命だったのでしょう。近い将来、地球が大きく変わることになるときに、人間が原因だと思われたくないと思い上がっているのかもしれません。人間が「自然=地球」を「守る」なんて思わないで、人間は地球に生かされているすべての中のホンの一部なんだと認識するべきでしょう。人間が地球を変えてしまうのは地球にとって織り込み済みなのかもしれません。現在進行している環境の変化は実は人間にとっての危機なんです。地球とその上に存在するすべてのものに、人間は生かされているのです。その地球の一部として、地球に何が出来るのかを私たち一人一人が何をすべきか考えるべきでしょう。ちっぽけな存在です。大したことは出来ません。まずはできることから。

うれしいことに子供は500円でした。

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2008年1月11日 (金)

FOX 「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」

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最近ケーブルテレビで「FOX チャンネル」をよく見ます。アメリカのTVドラマ・バラエティ等の番組専門チャンネルです。「24」が有名です。

ニュージャージー州プリンストン大学を舞台に自分の患者以外誰も寄せ付けないアウトローな天才医師を主人公にしたドラマ「HOUSE」。

警察の捜査現場をユーモアと人間味あふれる形で描いた作品「BONES」。

シンシティの最も大きなリゾートとカジノの安全を守る任務を任された、ラスベガスのエリート監視チームの話である「ラスベガス」。

中でもお気に入りは

アメリカ海軍を舞台にした犯罪捜査ドラマ「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」。アメリカの警察組織は複数あってややこしいのですが、NCISは海軍関連事件を扱う組織のようです。「Super!Drama TV」チャンネルでやっている。「犯罪捜査官ネイビーファイル」のスピンオフ。主役は、特別捜査官のリロイ・ジェスロ・ギブス。元海兵隊軍曹で、普段は口数の少ない、仕事や部下にとても厳しい男。ブラックなユーモアとゴシックスタイルの外見が印象的な女性科学者アビー・シュート。この人最高!コンピュータの知識では誰にも負けない特別捜査官ティモシー・マクギー。毎日死体を扱っている仕事を通して、痛烈なブラック・ユーモアのセンスの持ち主、検視官ドナルド・“ダッキー”・マラード。個性的なキャラクター設定が気に入っています。

で、検視官ドナルド・“ダッキー”・マラードはデビッド・マッカラムが演じてます。って「0011/ナポレオン・ソロ」のイリヤ・クリヤキンじゃないですか。それに気が付いてすっかり嬉しくなりました。

Official_small_002「0011/ナポレオン・ソロ」は私が中学生の頃のアメリカのTVドラマシリーズ。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/misc/0011.html

007/ジェームス・ボンドのパクリです。パクリといっても人気番組で、「ビートルズ」に対する「モンキーズ」のようなものです。「ナポレオン・ソロ」の名付け親は「イアン・フレミング」だったそうですから、完全に本家公認です。主役のナポレオン・ソロはロバート・ボーン(声優は矢島正明)。役柄では超女たらし。ありえないほど鈍重なアクションも何故かかっこよくて、男と女の関係がまだ良く判っていなかった私にとっては憧れの男でした。もちろん、ショーン・コネリーのボンドの次にですが。

この「ナポさん」の女たらしぶりに呆れながら活躍するのが、金髪ロシア系でクールなイリヤ・クリアキン。野沢那智の声が良かったです。もともと完全な脇役だったのが予想外の特に女性からのソロ以上の人気で、主役になってしまいました。このイリアがお年を召していながらも私の前に現れた。この番組を見るのがますます楽しくなりました。

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2007年12月 8日 (土)

M07034.ボビーZ

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最終公開日の最終回、レイトショーで鑑賞。

原作は大好きなストリート・キッズ/〈ニール・ケアリー〉シリーズのドン・ウィンズロウ。ノン・シリーズの作品です。主人公は長期服役中の元海兵隊員のティム。塀の中でも命が危ない彼に麻薬捜査の囮になる話が持ちかけられる。それは、かつてカリフォルニアで伝説として語られている男“ボビーZ”に成りすまし、事件解決に成功すれば自由の身に。ボビーZ”になった彼に襲いかかる罠と謎、女性や子供との出会い。

最後はウインズロウお得意の「家族って何?」ってな感じで、テンポ良く気楽に観ることができました。「ニール・ケアリ」シリーズは映画化されないのだろうか?

『ワイルド・スピード』『イントゥ・ザ・ブルー』のポール・ウォーカー主演。なかなか良いよこの人。

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2007年11月28日 (水)

M07033.ナンバー23

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主人公のウォルターは2月3日生まれ、動物管理局勤務。誕生日には野良犬に逃げられてします。その日に妻アガサにプレゼントされた「ナンバー23」という小説の主人公は過去の自分そっくり。「23」に囚われる主人公同様にウォルターも悪夢に堕ちて行く。果たしてそのオチは・・・。

主演はジム・キャリー。シリアスな演技で彼らしくありません。こんな役も演じるんですね。サスペンス・ミステリーとして、「23」という数字のこだわり方にこだわらなければ面白く観られます。

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2007年11月24日 (土)

M07032.ミッドナイトイーグル

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原作は高嶋哲夫さんの同名小説。実はこの映画、試写を見ることが出来、原作を読むよりも先に観ました。

ユニバーサル・ジャパンが初めて日本で製作した映画。自衛隊が全面協力したそうでアクションシーンのスケール感も大きい。あくまでも日本映画としては、です。大沢さんは大好きな役者ですが、やはりスケールを感じさせるほどではなし。竹内結子さんの役は、大沢さん扮する戦場カメラマン、西崎の義理の妹。原作ではこの役どころは奥さんです。原作微妙に違うシナリオは納得できるものだったような気がします。原作の「北朝鮮」「中国」は映画では「某国」。ありえない話だと思うけど、あるかもしれないと思える怖い話。現実の日本の首相は、藤竜也さんの首相ほど立派じゃないから、現実になったら確実に日本は滅びる気がします。原作者によると、シナリオには概ね納得したそうですが、1箇所のみやってくれなかったシーンがあるそうです。自衛隊のヘリを墜とすのは難しいですよね。ここがハリウッドとの差。

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2007年11月11日 (日)

M07031.やじきた道中 てれすこ

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弥次さん、喜多さんの「東海道中膝栗毛」に「てれすこ」という落語の演目を取り入れた喜劇。この「てれすこ」の部分、のっけから笑福亭松之助師匠と淡路恵子さんが笑わせてくれます。寛平ちゃんや藤山直美さんなど、ちょい役がすごいのですが、なんといっても弥次さんの勘三郎さん、喜多さんの柄本明さん、花魁の小泉今日子さんがとってもよかったです。いろいろ「くすぐって」くれて、安心して笑える大人の日本人のための作品です。

落語は他に「野晒し」「狸賽」が取り入れられています。今更ながら落語のネタってすごいですね。大阪では常打ちの寄席がなかったのですが、最近「繁盛亭」というのができたので近いうちに行ってみたいです。そういえば松之助師匠の落語なんて聞いたこと無いような気がします。

チャンバラのない時代劇、日本映画らしい日本映画。物語は大井川を越えたばかりで終わったので、当然続編があるのでしょうね。期待してます。

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2007年11月 4日 (日)

M07030.グッド・シェパード

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2次大戦後の1961年、アメリカはソ連の力をバックに自国の脅威であるキューバのカストロ政権転覆を目論んだ。このピッグス湾侵攻作戦が失敗。CIA内部の情報漏れが原因だった。指揮をとったCIAのエドワード・ウィルソン(マッド・デイモン)が窮地に立たされるところから始まるこの映画。時制が行ったり来たりするし、最近の寝不足からウトウトしてしまったので、ほぼ予備知識無しに観にいった私にはストーリーの展開が良く判らず、ちょっとしんどかったのですが、目が覚めてからは俄然のめり込んでしまいました。

KGB VS CIAに英国諜報部も絡んでの微妙で繊細な丁々発止のやりとり。何が真実なのか全くわからない世界。このスパイ達も人間なんです。エドワードは他に好きだった女性がいたにも関わらず、上院議員の娘で、友人の妹でもあるクローバー(アンジョリーナ・ジョリー)と「出来ちゃった結婚」。しかも結婚式の一週間後に一人で英国に行き諜報活動に従事する。息子とは6年後に初対面。帰国後も仕事は忙しく、しかも、秘密だらけ。当然家族との関係はギクシャクしますが、最愛の人間であることは間違いない。上質のスパイ映画であるだけでなく、家族愛を描いた映画です。

パーティーの席でお漏らししてしまった幼い息子を、バスルームで抱きしめ、服を着替えさせるシーンは心に残りました。

人間らしい心を持っているのだけれど、仕事に徹し、決して感情を露にしない主人公を演じたマッド・デイモンはお見事。息子とともに孤独な生活をする妻を演じきった、アンジョリーナ・ジョリもとても良くて、トゥーム・レイダーで暴れまくっていたとは思えない。

監督はロバート・デニーロ。出演もしているのですが、いつもの通りとても見事な演技で、この人の本当の顔がますます判らなくなりました。久々に観た洋画ですが、やっぱりハリウッドは凄いです。

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2007年11月 3日 (土)

M07029.自虐の詩

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コミックに長い間連載されている業田良家の4コマ漫画の映画化。無口な乱暴者、無職で酒とギャンブルに明け暮れるイサオ(阿部寛)と薄幸の妻、幸江(中谷美紀)の物語。

ちょっとしたことですぐに見事な「ちゃぶ台返し」を披露してくれるイサオ。なんでこんな男に惚れたんだと、幸江を可愛そうに思いながら観る前半。『嫌われ松子の一生』以来、薄幸のイメージがついた中谷美紀さんなので、「またか」と思いながら観ていると、後半には意外な方向に話が展開します。主演二人の演技は見事だし、カルーセル麻紀さんや西田敏行さんの脇役人も素晴らしい。幸江の中学時代の友人の熊本さんには注目です。

悲惨な生活を描きながらも笑わせてくれて、最終的には「幸せって、なんだろう」と考え、ちゃんと幸せを感じさせてくれます。事前情報ではイメージできなかった、掘り出し物の作品でした。

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2007年11月 1日 (木)

M07028.象の背中

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秋元康原作、同名小説の映画化です。原作を読んでます。

末期の肺がんで余命半年を宣告された48歳の藤山幸弘(役所広司)は、残された時間をどう生きるか選択を迫られる。延命治療を拒否し自分なりに人生を全うしようと決断し、最後の別れを告げておきたい人たちを訪ね歩く。

美しい妻(今井美樹=その細さにびっくり、まるで癌患者)がいて、マイホームを持ち、仕事ができて、愛人までいる主人公。本を読んだときには、ひどく反発を覚えましたが、映画はそうでもなかった。役所さんの激痩せ末期がん患者があまりにリアルだったからだと思う。でも、やはり奇麗事。

私だったら、やはり延命治療はイヤです。最後まで普通に生きたいです。余命を知って死ねるのは幸せなのかもしれない。

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2007年10月29日 (月)

M07027.ストレンヂア 無皇刃譚

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時代劇アニメーション。殺陣シーンはダイナミックで、実写では絶対に表現不可能なことを思いっきりやりまくっているという感じです。アニメのことは詳しくないのですが、アニメーション制作のボンズは『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』を手がけた一流どころのようです。

戦乱の時代。少年・仔太郎は。しかしなぜか明国の謎の武装集団に襲われて祥庵と離ればなれとなり、愛犬の飛丸と共に旅をしていた。そんなある日、ねぐらの廃寺で、仔太郎は自らの刀を封印した不思議な浪人・名無しと出会う。そして出会いの直後に再びやってきた明の刺客の襲撃を、名無しが撃退。これをきっかけに、仔太郎と名無しは旅の道中を共にすることになるのだが……。

禅僧の祥庵に連れられ、中国より日本へやってきたその身の秘密を持つ少年・仔太郎、刀を封印した謎の剣客・名無し、強い相手を求め続ける明の刺客・羅狼――絶対的権力者のエゴに振り回される中で、自分らしく生きようとする3人の“奇妙な異邦人”=ストレンヂアの姿を描いています。権力に逆らい、自分らしく生きることが、舞台となった時代では「奇妙=ストレンジ」だったのでしょうか。今もそんな名残があるのかな・・

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2007年10月 9日 (火)

M07026.北極のナヌー

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ホッキョクグマの親子の物語。ドキュメンタリーですが、撮影に10年間もかけたとあって、まるで演技をしているようにも思える感動のドラマ。

ホッキョクグマって、半年間何も食べないで氷の穴の中で過ごすそうです。出産はその時期。何にも食べないで子供にミルクを与える母親ってすごい。

30年後には北極の氷がなくなるといわれているそうです。ホッキョクグマは氷があることを前提に行動パターンができています。氷が少なくなると餌を獲るのが大変です。環境の変化で餌が獲れなくなったことで、ナヌーは弟を亡くします。そのときの母親の悲しい顔。

普通、シロクマの子育て期間は3年らしいのですが、ナヌーは2年で母親から独立しなければなりませんでした。人間は親離れできないのがどんどん増えてるっていうのに。

環境と家族について考えさせられる映画です。ナヌーの可愛さに悲しみが増幅された気がします。

製作はナショナル・ジオグラフィックのチーム。日本語版のナレーションはSMAPの稲垣吾郎 。

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2007年10月 8日 (月)

M07025.未来予想図

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DREAMS COME TRUEの「未来予想図」「未来予想図II」をモチーフに作られた作品。

「未来予想図」がヒットしたのはバブルもそろそろ終わろうかという1990年頃。私の趣味にあう音楽じゃないので、歌詞までしっかり意識したことがありませんでした。

悲惨な事件が多く起こり、普通に暮らすのにもとても疲れてしまい、将来に対する不安ばかりが大きくなるこの世の中で、社会的問題提議が全くない、ここまで純粋な恋愛映画も最近では珍しいのではないでしょうか。完全におっさん化している私には、特に前半、見るのが辛くなる映画でした。1人の女性が恋愛や自分の夢、パートナーの夢の間で悩みながらも、自らの描いた未来へと進んでいく姿を映し出している、らしいのですが、世の中そんなに甘くねえだろう!って思ってしまうのですね、おっさんは。

主人公の宮本さやかを演じるのは松下奈緒。さやかの恋人・福島慶太役は竹財輝之助。

何かを感じさせられるってことがない映画だったような気がします。

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2007年9月30日 (日)

M07024.夜の上海

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舞台は上海。日本からやって来たヘアメイクアーティストの水島直樹(本木雅弘)は、大規模なイベントでの仕事を終え、夜の町を散歩しているうち、迷子になってしまう。そんな彼の背後に1台のタクシーが近づき、次の瞬間、水島に激突! 運転していたのは、中国人女性のリンシー(ヴィッキー・チャオ)だった。財布も携帯電話も持ち合わせておらず、仕方なく彼女のタクシーに乗り込んだ水島は、会話もままならない中、リンシーが何か大きな悩みを抱えていることに気付くのだった。(Yahoo映画より)

上海には何度か行ってますが、私にはこんな素敵な出会いはありませんでした。上海のおしゃれな部分にはほとんど行けなかったし。映画の中の上海は綺麗過ぎるとは思いますが、中国らしく中国らしくない、上海はあくまで上海ですね。

本日娘の運動会の予定が雨で延期になったので、見に行きました。無難に楽しい映画。時間つぶしにはなりました。
 

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2007年9月 9日 (日)

M07023.釣りバカ日誌18

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ハマちゃんスーさん瀬戸の約束

タイトルは「18」ですが、シリーズ20作目、20周年だそうです。国民的ご当地映画。安心してお楽しみいただけます。1,000円で見られるのも良いですよね。

マドンナは「武士の一分」の檀れい。お約束の豪華な顔ぶれ?三國さんのボケは演技なのか地なのか、随分のお年ですもんね。いつまでこのシリーズ続けられるのでしょう。

釣りのシーンが少なかったような気がしますが、どうですか。

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2007年8月27日 (月)

M07022.伝染歌

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歌うと死ぬという「伝染歌」の噂。公衆の面前で自殺した友人の謎を追う女子高生と、三流風俗雑誌の編集部員。

編集部員を演じる「松田龍平」って松田優作の息子ですよね。いい感じでした。

企画・原作は秋元康。彼がプロデュースしたアイドルユニットAKB48が初出演。アキバのオタクをしっかり見せてくれます。

監督は原田真人。スタイリッシュな社会派映画ってな感じでした。でも、巷に溢れる親殺し、いじめ、自殺に鋭く切り込んでいるとは思えなかった。画像だけは楽しめました。怖くなかったし・・・

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2007年8月19日 (日)

M07021.ベクシル

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「3Dライブアニメ」 最先端の映像表現技術でリアルなキャラクターの動きを可能にしているそうです。なるほど、細部まで作りこまれた繊細な映像だけではなく、キャラクターの表情まで作りこまれていたような気がします。

舞台は2077年の日本。その10年前に日本はハイテクを駆使して「鎖国」しています。この10年間、外国人は誰も日本を見ていません。そこにアメリカ特殊部隊SWORDの女性兵士ベクシルが潜入します。日本の光景は?

人間が人間を人間と思わず、金や権力や、許されないイデオロギーに侵されてしまった日本。まあ、ありえない話なのですが、首相が「美しい国」とか言いながら、実は企業の都合の良いように国を動かすと、こんなことになるのかもしれない、なんてことも思いました。参議院選挙で与党が負けたから少し安心。

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2007年8月 5日 (日)

M07020.怪談

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原作は落語、三遊亭円朝の「真景累ヶ淵」。やさしい美男の煙草売りの男と艶やかで凛とした三味線の師匠が過去のしがらみに翻弄される悲恋物語。

主演は黒木瞳、尾上菊之助。他に井上真央、瀬戸朝香、麻生久美子、他、綺麗な方ばかりです。出演者や背景、すべてがとても綺麗すぎて、ジャパニーズ・ホラーなのに私にはあまり怖さが感じられませんでした。といっても、私はほとんどホラー映画を見ないので、他との比較ができないのですが。監督は「リング」シリーズの中田秀夫監督。「リング」ってもっと怖かったのでしょうか。

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2007年7月29日 (日)

M07019.河童のクゥと夏休み

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映画「クレヨンしんちゃん」シリーズで評価の高い原恵一監督が企画、脚本監督したアニメ作品。完成まで5年もかかったそうです。

小学生の少年が何百年も地中に閉じ込められ現代に蘇った「河童」と過ごす夏休みのお話です。人間と自然との付き合い方、行き過ぎたマスコミの報道、いじめなど、現代の人間が持つさまざまな問題について考えさせられます。

とてもよい映画なのですが、上映時間2時間20分は長すぎ、いろんなことを詰め込みすぎている気がします。いくつかのエピソードはいらなかったかもしれません。

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2007年7月21日 (土)

M07018.ピアノの森

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モーニングに連載中、一色まこと原作コミックのアニメ映画版です。

とある田舎町の小学校に転入した有名な音楽家を父に持つ少年が、幼い頃から森の中に捨てられたピアノを遊び相手に育った少年と出会う。 ピアノの天才と秀才の友情物語。

昨年、原作コミックを読んでハマリました。全巻一気読みです。映画になったときにそれぞれが弾くピアノの違いをどう表現するのだろうと思いました。主人公は巨匠アシュケナージの演奏。その他も当然上手な人が演奏しているし、指の動きもちゃんと再現されていて、とても良い作品に仕上がっていると思います。

声優陣は上戸彩、神木竜之介、雨上がり決死隊の宮迫、他。それぞれにいい味出してました。宮迫なんて言われてみなけりゃ彼だってわからないくらいうまいです。娘が映画を見終わった後にチラシを見て、「えっ、この人がやってたの」って言ってました。

いろいろあって、私にとっては沢山の人に見て欲しい映画なのですが、興行成績は良くないようです。残念。

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2007年7月 7日 (土)

M07017.ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ

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沖縄美ら海水族館が、タイヤメーカーのブリジストンと組んで挑んだ世界初の人工尾びれ再生プロジェクトという実話が原案。

主演のイルカ「フジ」は本物です。ロケもこの水族館でやってます。

この実話、なにかで読んで知ってただけに、映画になってもなんとなくピンときませんでした。完全なドキュメンタリーだったら感動したかも。「フジ」も含めて出演者皆そこそこの演技でした。

仕事関係の知り合いとたまたま一緒に観たのですが、彼の妹さんがこの水族館で働いているそうです。びっくり!

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2007年6月17日 (日)

M07016.ラストラブ

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田村正和 14年ぶりの主演映画。共演は伊藤美咲。

ニューヨーク恋物語のスタッフだそうです。

田村さんが映画に出なかったのは、映画撮影のスタイルが合わないから。今回はテレビ制作の手法で撮る事を条件に出演を決めたそうです。で、どこが違うかというと、撮影のカット毎にプレビューして本人が確認しOKしていくという手法。映画の場合はその場でのプレビューはしないし、したとしても、最終的にどのカットを繋ぐかは監督任せのようで、それが田村さんには耐えられないようです。

<ストーリー>

NYでサックスプレイヤーとして活躍していた阿川明。だが妻の急死をきっかけにジャズ界から姿を消した彼は、1人娘の佐和と日本でひっそり暮らしていた。ある朝、明は清掃局の職員・結にゴミの出し方をきつく注意される。そんな最悪の出会いをした2人が、数日後、NYに向かう飛行機で再会。言葉を交わすうちに、結は大人の魅力を持つ明に惹かれていく。帰国後、佐和も結を慕い始め、3人の間には幸せな時間が流れるが…。(goo映画紹介より)

田村正和さんの正統派ダンディズムを2時間たっぷり楽しめる映画です。彼のファンでないとちょっとしんどいです。相手役の美咲ちゃんもお世辞にもうまい演技だとはいえないし。

ニューヨーク・ロケの映像はとても綺麗。

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2007年6月 9日 (土)

M07015.大日本人

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松本一志 第1回監督作品

映画の内容は公開までほとんど明かされませんでした。

松っちゃんのギャグは普段から私には理解できないし、嫌いなので、あまり見たくもなかったのですが、「松本が作ったのだから凄いに違いない」という情報のみを流し、内容を明かさないというプロモーションにしてやられました。

ひっそりと平凡に暮らす大佐藤は、6代目大日本人として防衛庁から不定期に依頼される仕事で生計を立てていた。しかし以前とは違い、大日本人に対する世間の目は厳しく、活躍の場も次第に減っていた。そんなある日、いつものように防衛庁の命を受けた大佐藤は、電変場に向かいある儀式を行うのだが…。(作品資料より)

というのが、封切後に公開されたストーリーですが、よく判んないよね。一応ヒーロー物なのですが、その着想は大したものです。独創的です。しかし、私には松っちゃんの「間」が生理的に受けつけられません。下品で卑屈で、嫌な気分にさせられます。で、最悪だったのが、「オチ」とも言える結末ですが、まったく理解できませんでした。笑うこともできません。プロモーションに乗せられ、私の周りでも随分の人が観にいったのですが、評判は良くなかったようです。普段、松っちゃんファンの若い人にもこの結末は理解できなかったようです。私の身近にいる松本ファンが唯一、是認してましたが。

松本の監督としての資質は・・・・・・????であります。

タケシの最新作も同日公開。興行成績では松本圧勝。でも、監督としてはタケシが才能が圧倒的ですか。私はタケシも大好きとはいいがたいけど、彼の映画はなんとなく観てしまいますからね。後味も悪くないし。

大日本人は見終わって、すっきりしない映画でした。

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2007年5月 6日 (日)

M07013.ゲゲゲの鬼太郎

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連休最終日は雨。映画に行ってきました。

日本人なら誰でも知っている、水木しげるのゲゲゲの鬼太郎。この映画は実写版。キャストが豪華で、役にハマってます。

ゲゲゲの鬼太郎=ウエンツ瑛士 ちょっとカッコよすぎるけど、嫌味を感じませんでした。

  • 猫娘=田中麗奈 原作と同じ赤いミニのワンピースでの行儀悪さは開き直り?
  • ねずみ男=大泉洋 今回一番のはまり役。楽しんで活き活きとしてたようです。性格のいやらしさは好き。
  • 子泣き爺=間寛平 台詞が棒読みなのは御愛嬌。
  • 砂かけ婆=室井滋 うまい!拍手!
  • ろくろ首=YOU 色っぽいです。
  • その他、西田敏行、小雪、中村獅童、吉田栄作、などなど。
  • ねずみ男が偶然迷い込んだ地下世界で見つけた、悪しき妖怪の幾千年もの怨念が宿った<妖怪石>を宝石とカン違いし、人間に売り飛ばしてしまう。この石を手に入れると絶大な力を持つことができるというので、妖怪界で人間を巻き込み大騒動。

    キャストが豪華なので、妖怪大戦争のようなちょっと大人向けの弾け切ったものを期待したのですが、ファミリー向けのストーリーは、私にはちょっと物足りませんでしたが、CGの出来も良く、楽しめる仕掛けがたくさんあって、大人でも十分に楽しめる映画です。

    池の畔にある木の上の鬼太郎の家の出来は最高。あんな家に住みたい。

    娘は鬼太郎と猫娘の関係をしきりに気にしてました。鬼太郎が「髪の毛針」を使った後、丸坊主になってしまうシーンが一番のお気に入りだったようです。

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    2007年5月 1日 (火)

    M07014.明日の記憶

    Img最近オープンしたシネコンでワン・コイン(500円)上映していたので観て来ました。

    50歳を前にアルツハイマーに罹ったサラリーマンの家族の物語。

    主演は渡辺謙、樋口可南子。

    とても辛く、泣けてしまう映画でした。主人公が発病するのが現在の私の年齢。仕事は同じ業界。とてもリアルです。医者に診断されるときのテストは思わず私もやってしまいました。最近衰えを感じてはいますが、私の記憶力の衰えは病気とまではいえないようです。この病気はっきりとした原因もわかってないようだし、治療も対処療法のみのようで、とても辛いですよね。

    この映画を見て、何を感じるべきなのでしょうか?他人の不幸をみて、自分の幸せを喜ぶべきなのか、家族の愛情を再確認するのか。

    やはり映画は楽しいのが好き。

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    2007年4月16日 (月)

    M07012.東京タワー

    Ima_news  オカンとボクと、時々、オトン

    原作が超売れたあの「東京タワー」の映画版。2本もドラマ化され最後に登場。

    昨年読んで、ここに書いたけど、原作はあまり好きになれなかった。泣くより腹がたった。でも、この映画はお勧め。原作に忠実なストーリーなんだけど、泣かされてしまう。僕はなんとか堪えたけど。泣かそうとする演出はほとんど無い。だから、どこで泣くかも人それぞれ。映画の後半になるとあちこちからすすり泣きが聞こえてきました。

    「泣ける」映画が良い映画、だとは思わない。ガンガン楽しい映画が好きだから、泣きを売りにした映画を積極的に見に行く気はしません。でも、この映画は観て欲しい、話してみたくなると思いました。家族のこととか、友人、恋人のこと、若い頃のこととか、よほど親しい人とでも話すのはちょっと気恥ずかしいことを、誰かと話したくなる。そんな映画です。

    ボクはオダギリ・ジョー、ちょっとカッコ良すぎるかな。オカンの樹木希林はなかなか。娘時代を演じた、本当の娘、内田也哉子は母親にそっくり。違和感なく観ることができました。オトンの小林薫はやはりうまい。彼女役の松たかこは普通の女の子っぽくて、これも嫌味なく良かったです。Sp_photo

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    2007年3月30日 (金)

    M07011.アルゼンチンババア

    1024_768_arubaba 原作:よしもとばなな

    2002年に発表された、人の生と死をテーマにしながら、じんわりと体中に染み渡っていくような幸福の姿を心優しい文体で描き出した傑作小説。らしいのですが、私は読んでいません。私の周りで読んだ人たちの評判は悪くないようですが。

    最愛の妻が死んだ日、毎日病院に通っていた石彫り職人の悟(役所広司)は姿を消してしまう。娘のみつこ(堀北真希)は叔母や従兄弟に助けられながら、父の帰りを健気に待っていた。半年後、悟は変わり者と評判の女性アルゼンチンババア(鈴木京香)の屋敷で発見される。みつこは勇気を奮って父親奪還に向かうが……。

    正直言って良く判らない映画でした。父親の悟の心情が伝わってこない。アルゼンチンババアも何を考えているのか理解できない。

    周りの人たちは娘役も含めて好きなタイプの役者さんで、悟の行動にアタフタしているの様子は理解できるし、楽しかったです。

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    2007年3月25日 (日)

    M07010.ステップ・アップ

    Stepup全米ダンス映画史上、歴代5位に輝いた『ステップ・アップ』がいよいよ公開!

    クラシック・バレエとストリート・ダンス、オーケストラ音楽とヒップ・ホップ。
    今までにない異色のコラボレーションが生み出す興奮と感動がそこにある。

    というのが、この映画の売りです。しかし、「サタデーナイトフィーバー」「フラッシュ・ダンス」「フットルース」などとは比ぶるもなく、何がアメリカでヒットさせたのかわからない、つまらない作品でした。最近は日本でもダンスのレベルが高くなり、日常的に凄いダンスを見ることが出来るようになったと感じています。だからなのか、この映画のダンスシーンは特に新しいとも凄いとも思えませんでした。期待していただけに、 最後まで欲求不満が残ってしまいました。ダンス映画だから、もちろんストーリーは陳腐。日本では全く話題になっていないような気がしますがどうなんですかね。

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    2007年3月11日 (日)

    M07009.ドラえもん のび太の新魔界大冒険

    070309「もしもボックス」で、魔法(まほう)の世界をつくってしまったのび太。そこには元の世界と同じように、しずかちゃん、スネ夫、ジャイアンがいて、みんな魔法を使えるのに、のび太だけ魔法が使えない。そんなとき、魔法を自由にあやつる美少女・美夜子とその父の満月牧師に出会う。二人によると、魔界星が地球侵略を企てているという。ふたりは現実の世界に戻(もど)ろうとするが、ママに「もしもボックス」を捨てられて、帰れなくなってしまう。やがて、魔界星はどんどん近づき、地震や異常気象が起きはじめる。運命に選ばれし「伝説の7人の勇者」が、いま立ち上がる! はたしてドラえもんたちは地球の危機を救えるのか!?

    脚本はなんと、あの、真保裕一さんです。エンドロールを見ていて気が付いたのですが、なんで?と、思い調べてみると、彼は「シンエイ動画」に入社した経歴を持つらしいですね。

    とにかく、楽しく見ることが出来る映画です。去年の「恐竜」より楽しかったかもしれない。ハラハラ、ドキドキもあり、ちょっとジーンとさせたり。親子で楽しめる映画って良いですね。

    妻が「武士の一分」を見ていなかったので、娘と3人で観て、同じ映画館で続けて見ました。「武士」をちゃんと観た6歳の娘は豪いと思います。久しぶりのちょっと変わった2本立てでした。

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    2007年3月 4日 (日)

    M07008.蒼き狼 地果て海尽きるまで

    18  角川春樹:製作総指揮 原作:森村誠一

    「人間の証明」のゴールデンコンビです。

    史上最大の帝国を築いた男。チンギス・ハーン、人は彼を「蒼き狼」と呼んだ、そうです。チンギス・ハーンが生まれ、モンゴルを統一するまでの物語。

    24主演は反町隆史、菊川怜。その他、若村真由美、松山ケンイチ、袴田吉彦、野村祐人、他。出番の少ない脇役に、保阪尚希、津川雅彦、松方弘樹等。

    構想27年、総制作予算30億円。だそうですが、キャストはちょっと物足りない感じです。特に反町さんは王者の風格が足りないし、菊川さんは清潔感ありすぎる気がします。脇役の方が重厚感ある役者さんが揃っているような気がしますが、すべてモンゴルで4ヶ月のロケということで、このキャストになってしまったんでしょうか。

    CG使わず、すべてロケ撮影しただけあって、映像の奥行きと広がりは、映画らしい映画だと思います。ただ、やはりハリウッド映画と違って、繊細さが足りない。ストーリーもダラダラしていてキュッとしまったところがないような気がします。

    私としては、CGの粗が見えてしまってはいたけれど、「墨攻」のほうが楽しめました。

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    2007年2月15日 (木)

    M07007.あなたになら言える秘密のこと

    Wpa1024まじめに工場で働くハンナ(サラ・ポーリー)。食べるものは毎日同じ。趣味もなく、遊びもしない。ある日、働き過ぎを理由に工場長から強引に1か月の休暇を言い渡される。あてもなく観光地でもないところに旅行に出かけた彼女は何を考えたか、見も知らない看護師を探していた男(エディー・マーサン)に声をかけ、事故で火傷を負い、重傷の男(ティム・ロビンス)の世話をする2週間の油田掘削所での仕事を引き受ける。

    20061130013fl00013viewrsz150x深い傷を負い、誰にも言えない秘密を抱えて生きる孤独な女性の物語。『死ぬまでにしたい10のこと』のサラ・ポーリーとイサベル・コイシェ監督が再び手を組んだ作品。この映画ちょっと話題になったけど見ていません。ただ黙々と生きていた女性が少しずつ生きる喜びを思い出していくまでを丁寧につづっています。ほとんどをベッドに寝たきり状態の役のティム・ロビンスがとても良かったです。とても辛く、暗い話なのですが、映画の中の彼の優しさと、明るさに救われます。過酷な現実の中での平凡な幸せが心にせまり、なんとなくいい気分にさせてくれます。

    願わくは、この世の中から単に人種とか、民族とか、宗教とか、個人の憎しみとは別のところにある憎しみが無くなりますように。あるときまで仲良く暮らしていた隣人同士が殺しあうなんて、日本でノホホンと暮らしている私達には理解できない過酷さです。

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    2007年2月13日 (火)

    M07006.天国は待ってくれる

    Photo_3築地に住む宏樹(井ノ原快彦)、武志(清木場俊介)、薫(岡本綾)の3人はまるで兄弟のように育った幼馴染。。一生の友情を誓った。男2人と女1人の友情は大人になっても変わらないと思っていたら、ある日、武志は宏樹の前で薫にプロポーズをしてしまいます。薫は戸惑うが、武志と結婚する事を決めるが、婚約パーティーの日、武志は交通事故に遭い、そのまま意識不明となる。その状態のまま3年後、宏樹と薫は、結婚の約束をするのですが。

    Photo_4男と二人と女一人の友情は成立するのか?とても難しいですよね。男二人ともが彼女に恋愛感情を持ってしまったら、辛いですよね。でも、逆の女二人、男一人の友達関係というのはありえないような気がします。それにしても、婚約パーティーの日に意識不明になったり、婚約者が意識不明のなか、もう一人の男と結婚するとか、あまりにも・・・って気がします。

    正直このテーマでわざわざ映画を作る必然性が感じられませんでした。ストーリーもあざとく感じられ、映画をみている間ずっと苛々した感じが続きました。

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    2007年2月 4日 (日)

    M07005.墨攻

    Wallpaper1_1024原作は酒見賢一の小説だが、ビッグコミックに連載されていたコミックが有名。それを香港の監督ジェイコブ・チャンが映画化。

    中国の春秋時代末、紀元前5世紀に思想家・墨子によって創始された「墨家」。「非攻」を掲げ、平和をめざして戦った。主人公は革離という墨家の一人。陥落寸前の小さな城に駆けつけ、たったひとりで10万人の敵から城を守る。意表をつく戦術で敵に対抗するのは痛快。いわば、「七人の侍」一人版ともいうべきストーリー。壮大なスケールで見せてくれる歴史アクション大作です。

    Wallpaper2_1024キャストは、香港のアンディ・ラウ、韓国のアン・ソンギ、中国のファン・ビンビン、台湾のウー・チーロン他、アジアの俳優が豪華競演。撮影は日本の坂本善尚、音楽は川井憲次。

    コミックの革離と比べたらかっこよすぎるけどアンディ・ラウはさすが。ファン・ビンビンは素敵です。戦闘シーンの迫力は満点で、映画館の大きなスクリーンで見るべき、素晴らしい作品でした。

    革離が「非攻」を掲げながら戦わざるをえない立場に悩むシーンもあり、私達も「戦争」について考えさせられます。映画のこの時代ではなく現代では、墨家の思想を実践できる可能性があるのではないでしょうか。どっかの戦争好きな政治家に是非見てもらいたい映画ですが、彼らは違った解釈をしてしまい、軍備を増強してしまうんでしょうね。

     

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    2007年1月29日 (月)

    M07004.幸福な食卓

    Photo_2佐和子(北乃きい)の中学生活最後の始業式の朝の食卓で、突然父(羽場裕一)が父親を辞めることを宣言。3年前父が自殺未遂をしてから家族は崩壊し、優秀だった兄は進学せずに農業をやり、母(石田ゆり子)も今では家を出てひとり暮らしをしている。重い気持ちで登校した佐和子の前に、転校生の大浦(勝地涼)が現れ……。 

    原作は瀬尾まいこのベストセラー小説だそうですが、もちろん私は知りませんでした。主演の北乃きいさんは今年正月から「キット・カット」のコマーシャルに勝地涼さんとともに出演しています。

    とてもうまくやっている家族なのに、気を使いすぎてなんとなく噛み合わなくなる。しっかりしていても不幸な出来事は起こる。何もかもうまくいっているよりも、何か起こったほうが家族の絆が強まる。そんな物語を重くならず、さらりと描いていると思います。よくよくストーリーを振り返ってみるととても暗いお話だったかもしれません。

    私の涙腺を刺激する、最近弱い家族と青春の物語。きいちゃんの演技は素敵でした。

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    2007年1月28日 (日)

    M07003.硫黄島からの手紙

    324563view001イーストウッドが日米双方の視点から“硫黄島の戦い”を描く“硫黄島プロジェクト”第2弾作品、アメリカの視点で描いた、『父親たちの星条旗』に続く、第2次世界大戦時の最も悲劇的な戦いと言われる“硫黄島の戦い”を、日本側の視点から描いた作品。硫黄島でアメリカ軍を悩ませた伝説の陸軍中将である栗林忠道と彼の部下たちによる死闘が描かれる。監督はクリント・イーストウッド。『ラスト サムライ』の渡辺謙、嵐の二宮和也ら、日本人俳優が出演する全編日本語のハリウッド映画。アカデミー賞にもノミネートされています。やっと見ることができました。

    戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、アメリカ留学の経験を持ち、西洋の軍事力も知り尽くしている陸軍中将の栗林忠道(渡辺謙)が、本土防衛の最後の砦ともいうべき硫黄島へ。指揮官に着任した彼は、長年の場当たり的な作戦を変更し、西郷(二宮和也)ら部下に対する理不尽な体罰も戒めるなど、作戦の近代化に着手する。

    若いカップルや学生さんとそのおじいさん、おばあさんと思われる家族連れなど、戦争映画なのに老若男女、幅広い世代のお客さんで、公開から一月半も経つのに劇場はほぼ満席でした。

    324563view005イーストウッドの演出の上手なのでしょうか、この戦いの悲惨さや、理不尽さ、悲しさ、憤りなど、感じられるすべての感情がうまく抑えられているような気がしました。最後には自然とこの戦争の意味を考えさせられられるように、でしょうか。上質の作品であることは間違いありません。この辺のことは同僚でブログ仲間の「ふるりん」さんと同意見です。彼はブログに詳しく書いているので、リンクしておきます。

    http://www.hcn.zaq.ne.jp/full-ring/diary.html

    324563view012この2部作で、戦争なんて勝っても負けても悲惨で悲しく無意味なものであることが描かれているのですが、現在の日本の政治家の戦争したがっているとしか思えない発言や行動が気がかりです。「美しい国」の美しさのひとつは『戦争をしない』という信念を貫く美しさであってほしいと思います。   

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    2007年1月 6日 (土)

    M07002.007/カジノ・ロワイヤル

    Bondニュー・ボンド/ダニエル・クレイグ初登場。公開から1ヵ月以上たってやっと見に行くことができました。見に行ったシネコンでは上映を夕方からだけにしていることもあってか、7割位は席が埋まっていました。

    ニュー・ボンドはとても評判が良いのですが、なるほど納得。楽しめました。ストーリーは良いし、アクションは素晴らしく、このシリーズの特徴である荒唐無稽さを感じませんでした。ボンドだけでなくシリーズとして生まれ変わったという感じです。

    Carボンド・カーはアストン・マーチン。この車でのカーチェイスはないのですが、お決まりの特別装備も今までとはちょっと趣向が変わっていて良い感じ。古いタイプの車も登場してます。

    評判の良さは語りつくされている通り。ボンドといえばショーン・コネリーだった私ですが、これからのシリーズはやっと初期の作品を超えられるのではないかと期待します。 

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    2007年1月 5日 (金)

    山田洋次の原風景

    なんば高島屋に行ってきました。山田監督の作品が紹介さてれいるパネル展ですが、そのまま戦後昭和史写真展という趣です。山田監督は日本を代表する映画監督ですが、黒沢監督とかとは違って、いわゆる大監督ではないと思います。庶民の視点からの笑いや悲しみ、喜びにこだわった名監督であることは間違いないと実感しました。「家族」に対するこだわりは共感できます。

    兄が妹を殺し、死体をバラバラにするという事件が起こりました。今、日本社会がおかしくなっていることは間違いありません。社会全体で家族を見直すことが必要だと思いますが、その風潮を利用して日本を危険な方向に進めようとして雰囲気も感じられます。一人一人がしっかりしないといけませんね。

    会場ではくるま屋のセットが再現されていました。懐かしい思いになりました。今の部屋とは大きく違います。この違いが本当に進化と言えるのでしょうか。便利になった代償に大切なものを沢山失っているような気がします。

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    2007年1月 2日 (火)

    M07001.プラダを着た悪魔

    Wallpaper_01_800ニューヨークの超一流ファッション誌の名物編集長のアシスタントになってしまった一流ジャーナリストになることを夢見る女性のお話。タイトルの「悪魔」はこの編集長のことだと思うのですが、とにかく凄い人物。仕事は超一流だけど我が儘ぶりもすごい。タイトルから一流ブランドを着た女性がでてくる華やかな世界のお話を想像していました。もちろん、それを期待していても充分満足できる作品なのですが、仕事、人生についても考えさせられる良い映画でした。お正月に妻と行く映画としては正解でした。メリル・ストリープが凄い。

    正月2日にファッションビルにある映画館に観にいったのですが、ガラガラでした。下の階では早くもバーゲンが始まっていて大混雑。飲食店はすべて行列ができていました。あまりの人の多さに買い物も食事もせずに映画だけを見て帰ってきました。

     

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    2006年12月25日 (月)

    名犬ラッシー

    Wp_sp01  私たちの世代に近い人だったら誰でも知っている名作のリメイクです。主人公は「コリー」という種類の犬ですが、私が子供の頃はコリーはすべてラッシーと呼ばれていたような気がします。

    貧しい家庭に飼われていたラッシーは、生活のためにお金持ちに売られ、スコットランドへ連れていかれます。そこから故郷のヨークシャーまで800km。ラッシーの長い旅と飼い主との愛情の物語です。

    ラッシーは美しい犬だし、イギリスの風景も綺麗でした。イギリスらしいユーモアのセンスも感じられ、家族で見るにはとても良い映画らしい映画だと思います。

    妻は初めて映画館で見た映画が「ラッシー」。多分前作でしょう。思い入れがあるようです。

    娘は「可愛かったし、ラッシー勇敢やった」との感想でした。

    封切日にもかかわらずお客さんは私たち以外にわずか2組。うーーーーん。

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    2006年12月12日 (火)

    武士の一分

    山田洋次監督の藤沢周平時代劇3部作完結篇。
    主演は木村拓哉。
    久々に映画らしい映画を見た気がしました。
    時代劇ということもあるでしょう。
    ほとんどがキムタク扮する三村新之丞が住む家のセットで撮影されています。
    そのセットでの季節の移り変わりが見事です。
    スタッフには厳しい現場だったことが想像できますが、見ている間はそれを感じさせません。
    中間役の高野進さんが見事でしたが、その他脇を大物が固め、キャスティングも、その他についてもとても贅沢な映画だと思います。
    キムタクのズラ姿だけでも見られたら、と思ったのですが、 とてもよい感じで演じていて、この映画の中の彼を見ることが出来ただけで大収穫でした。

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    椿山課長の七日間

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    原作:浅田次郎  主演:西田敏行、伊藤美咲

    百貨店の課長、椿山は職場で突然倒れなくなってします。あまりにも未練の多い死だった。天国の入り口での審査で未練の多い人間には現世に1週間だけ戻ることを許される。しかし、本人とは全くの別人の姿で。

    Cast_image_1 西田さん扮する椿山課長が現世に戻った姿が伊藤美咲です。彼女のなんとなくぎこちない演技も、この設定に生かされています。自分の周りの大切な人たちが、自分のことをどう思っていたのか、家族の愛がこの映画のテーマのようです。テーマは同じ浅田さん原作の「地下鉄に乗って」と似ているのですが、こちらはコメディ。楽しく笑え、泣かせてくれます。

    椿山課長と同じく現世に戻るのは、昔気質のやくざの親分と親を知らない子供。この3人が微妙に絡み、家族の愛情を考えさせてくれます。個人的にはやくざの親分の奥さん役、市毛良枝さんの演技が良かったです。天才子役の須賀健太君も登場してます。

    Intro_ph2

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    2006年11月22日 (水)

    天使の卵

    2原作は村上由佳の同名小説。既読です。
    第6回小説すばる文学賞新人賞受賞作。前のブログ8月17日に書いています。
    出演は小西真奈美、市原隼人、沢尻エリカ、戸田恵子、他
    美大を目指し浪人中の19歳の歩太(市原隼人)と大学生の夏姫(沢尻エリカ)はつき合っていた。だがある日、歩太は満員電車で出会った美しい女性(小西真奈美)に一目惚れする。数日後に彼が精神病院に入院中の父を見舞いに行くと、その女性が父の新しい主治医として現れる。しかも、彼女は夏姫の8歳年上の姉だと分かり……。
    原作にほぼ忠実なストーリー展開ですが、続編の「天使の梯子」の部分も少しあるようです。小説と同様楽しめました。 京都のロケが大半ですが、京都らしい京都、お寺とかは登場せず、京都らしくない京都、洋館とか、川岸の風景とかが登場します。とはいえ京都らしいのですが。全編とても綺麗で、映画ならではの美しさ、画面、ストーリー共に、楽しめます。泣ける映画です。
    市原隼人の発音というか発声というか、はっきりしないところがちょっと気になったけど、最近の役者というとこんなものなんですかね。
    で、続編の「天使の梯子」はテレビのスペシャルドラマでやってました。こちらの夏姫はミムラ。春妃の小西真奈美は映画のシーンそのままに登場してました。
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    2006年11月 4日 (土)

    父親たちの星条旗

    クリント・イーストウッド監督  スピルバーグ製作

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    原作は「硫黄島の星条旗」。摺鉢山に星条旗をかかげる6人の生い立ち、硫黄島での戦闘、生き残った3人のその後について丁寧に書かれたものです。600ページ近くあります。映画はこれを2時間にしているので、ストーリーを追うのが辛いかもしれません。原作を先に読んでいたので良かったです。特に彼らの心情については予備知識無しに映画だけで理解するのは難しかったでしょう。

    戦闘シーンはリアルに再現されていて見事でしたが、スクリーンの中には収めるには無理だったのかもしれません。文章で読んだほうが悲惨さが伝わってきたような気がします。首がとんだり、内臓がはみ出たりしているシーンが挿入されていますが、映画で見せるには限度があります。実際はすべてが映画では見せられないような地獄絵だったはずです。

    「硫黄島からの手紙」も見に行くつもりです。

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