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2018年5月 4日 (金)

憲法記念日

どちらかというと私は護憲派です。今の憲法で70年間やってきて憲法のせいで私に大きな不利益を被ったことがないので、わざわざ変えることないじゃんという程度の護憲です。今以上に世界平和に貢献できて、日本国民が皆もっと幸せに暮らせるようになるのなら変えてもいいと思います。

自民党安倍政権の改憲については、絶対に反対です。改憲の理由やその根拠が意味不明。立憲主義を全く理解していない、または否定しているとしか思えないからです。

自民党憲法改正推進本部発行の『漫画政策パンフレット』を読んでみました。
「その1.なぜ憲法を改正するの?」での改憲理由は、戦争に敗けて戦勝国に押し付けられたものが70年も変わっていなくて、「敗戦国 日本」のままで、「うちのルールを隣の家の人に口出しされているみたいなものじゃない!!」ということのようです。

1945年、日本はポツダム宣言を受諾しました。
現在の憲法がすべて戦勝国の押し付けだったどうかは諸説ありますが、朝鮮戦争やベトナム戦争に派兵することなく復興を遂げたことに、憲法が影響していたことは間違いないと思います。そして、日本はいまだにまぎれもない敗戦国です。世界貿易取引へは事実上参加を許されているだけだし、占領軍は撤退しているように見えるものの、米軍基地や制空権の状況をみると影響が無くなったとは言えないと思います。ルールの押し付けといえば憲法よりも、日米地位協定の見直しなどのほうが敗戦国からの脱却には必要なことだと思います。無責任な軍国主義が世界からなくなり、平和、安全、正義の秩序が実現されるまでは、日本は永久に敗戦国です。その実現のために日本は武力によらず貢献しなければいけないと思います。

日本国憲法は解釈による運用の余地が多く、それが70年間変わらなかった大きな理由だと思います。この漫画に描かれている、「現行憲法が今の時代とかけ離れている。」というのは、あてはまらないと思います。

ということで、この漫画に描かれている憲法を変えなくてはいけないという根拠は、私には納得できるものではありません。

と、ここまで書いたところで憲法に関するテレビ番組が始まりました。
「アメリカが日本に改憲を望んでいた。」「当時の政権、もちろん自民党、の憲法調査会がアメリカに押し付けられた憲法と言い切ることはできないとして、憲法を変えることを棚上げする報告書を提出していた。」
という内容です。
日本国憲法が他国の押し付けである主張するならば、当時の報告書について再検証してからにすべきだと思います。自民党の改憲に関する最大の根拠が否定されています。

憲法が変わってどうなるかについては、書き方がとても巧妙だけど結局は有事の際にそれが有事かどうかを決めることも含めて政権の判断に委ねられ、主権を制限できるようにするってことのようです。

国民投票については、憲法改正の回数が多い国を引き合いに出して、一度も変えていないのはおかしいと書かれています。外国からの押し付けだから変えようと言っているのに、何回も変えている国があるから日本も変えるべきというのはなんとも矛盾しているのではないでしょうか。この件についても、あるテレビ番組でわかり易い説明をしていました。どの国も確実に変える必要があったから変えているのだそうです。

この漫画の結論的なものは、「憲法は国の形を定め国を変えていくもの。敗戦した日本にGHQが与えた憲法のままではいつまで経っても日本は敗戦国のまま。」

憲法は国家の権力を制限し、個人の権利を保障するものです。自民党の改憲に関する主張の根本が違うと思います。

護憲派というと、現在の憲法を全く変えたくないと主張する思考が停止して人のように言う人がいます。世論調査の項目は、変える必要があると思うか有無だけを聞いているものが多いようです。必要の有無が拮抗していて、それ以上に多いのが「どちらともいえない」というのが直近の傾向のようです。どちらも、改憲の内容によって変わってきますよね。護憲派のほとんどは、一言一句このまま変えるべきではないとは思っていないと思います。現政権での改憲については反対が過半数を超えているみたいですね。現政権は改憲の発議の前にまともな議論ができる状況にするべきではないでしょうか。

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