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2017年12月13日 (水)

17026_フロスト始末〈上〉〈下〉

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『フロスト始末〈上〉〈下〉』

(創元推理文庫) 文庫 – 2017/6/30

RD・ウィングフィールド (),‎ 芹澤 恵 (翻訳)

 身なりには一切気を使わず、髭を剃るのも最低限、指についた食べ物の汚れは服で拭き、ところかまわず煙草を吸い灰をまき散らし、口から出るのは天才的超下品な放送禁止用語。上司の説教は聞き流し、命令は適当に受け流し、詰問されたらはぐらかす。捜査方針は勘違いで失敗ばかり、現場ではいやいやながら汚物と罵詈雑言にまみれながら、犯人逮捕には手段選ばす、自分の地位、立場だけでなく命まで危険にさらす。
 そんなフロスト警部みたいな人に私はなりたい。でも、品行方正真面目一方の私に無理。若くない不摂生に祟られた身体に鞭打ちながらのセクハラおやじの活躍を楽しむしかない。
 楽しませていただいたこのシリーズもこれで終わり。読み終わるのがもったいなくて積読していたのですが、ついに読了。寒い日に暖かい部屋でじっくり読むのがこのシリーズの正しい読み方だと思います。フロスト警部の下品さを噛みしめながらゆっくり読むつもりがついついどんどん読まされてしまいました。
 無神経なようで、亡き妻のことをうじうじ思い悩み、子どもを狙った犯罪に怒り、若い婦人警官を思いやり、同僚や部下への気遣いもあり。こんなフロスト警部にもう会えないなんてとても残念。
 いうことなしの今年ナンバーワン作品。

内容(「BOOK」データベースより)
<上>
今宵も人手不足のデントン署において、運悪く署に居合わせたフロスト警部は、強姦・脅迫・失踪と、次々起こる厄介な事件をまとめて担当させられる。警部がそれらの捜査に追われている裏で、マレット署長は新たに着任したスキナー主任警部と組み、フロストをよその署に異動させようと企んでいた…。史上最大のピンチに陥った警部の苦闘を描く、超人気警察小説シリーズ最終作。
<下>
マレット署長とスキナー主任警部の差し金により、デントン署を去る日が刻一刻と迫るなか、フロスト警部が抱える未解決事件の数は、一向に減る気配を見せない。疲れた身体に鞭打ち、わずかな部下を率いて捜査の指揮を執る警部に、異動を回避する妙案が浮かぶはずもない。法律を無視し、犯人との大立ち回りまで演じる、いつも以上に破れかぶれなフロストが最後につける始末とは?

著者略歴 (BOOK著者紹介情報」より)
ウィングフィールド,R.D.
1928
年イギリス、ロンドンに生まれる。石油会社に勤務するかたわら執筆を始め、68年にラジオドラマの放送作家としてデビュー。72年に小説第一作『クリスマスのフロスト』を執筆するも、カナダの出版社から刊行されたのは84年のことである。同書が評判となり、シリーズ第二作『フロスト日和』刊行後に作家専業となる
芹澤/
成蹊大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報
文庫:<上> 453ページ  <下> 408ページ
出版社: 東京創元社 (2017/6/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4488291082
  4488291090
ISBN-13: 978-4488291082
  4488291099
発売日: 2017/6/30
梱包サイズ: 14.8 x 10.6 x 2 cm





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