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2008年2月15日 (金)

新聞の主義主張 沖縄米兵暴行

沖縄の米兵による少女への暴行事件に関連して2/14読売新聞が社説(沖縄米兵暴行 実効性ある再発防止策を)にとりあげました。日本の安全保障上米軍の駐留が不可欠であることが前提に、「日米両政府は、今回の事件が在日米軍再編に悪影響を及ぼさないよう連携して対処しなければならない。」「事故防止のための安全対策、騒音被害の軽減、米兵と周辺住民との交流を通じた相互理解の促進など、様々な角度から日米双方が努力することが重要だ。」としています。日頃の読売の論調から、ごくあたりまえの社説だという気がします。「あらたにす」では読めないのですが、産経の論調にはびっくりしました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080212-00000967-san-pol

「平成7年の少女暴行事件の再来として、現地では受け取られている。それは感情論としては分かるのだが、「反米」「反基地」勢力が気勢をあげているのは、なんともいかがわしさがにおう。」から、安全保障の持論を展開し、ヒステリックに伝え過ぎだという他メディア批判から、最後には「米軍基地が集結する沖縄である。夜の繁華街で米兵から声をかけられ、バイクに乗ってしまう無防備さ。この基本的な「しつけ」が徹底していなかったことは無念、という以外にない。」と締めています。これではまるで、米軍基地があるのだから、こんな事件が起こるのは当たり前で、住民自らが防衛しなくてはいけない、責任は住民にあると言っているに等しいではないですか。全く論点がずれていると思います。朝日新聞の社説では、米兵による多発する事件という点だけを捉え、基地の是非については大きく踏み込んでいません。もし、産経の言う他メディアが朝日だとしたら、今回もこの論争は産経に勝ち目は無いみたいです。

それにしても、日本の安全保障の基本がアメリカの核の傘しかない、という考え方が安易で情けないと思います。軍や核を持つことなく平和を保つことはとても難しいことです。その理想を追求することこそ、「からだを張る」ことではないでしょうか。新聞にはその力があると思います。

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