橋下大阪府知事
先日の選挙で弁護士でタレントの橋下さんが大阪の知事になりました。最年少の知事だそうです。橋下さんの持つ「改憲派」「核保有肯定」に代表される「思想」には不安を感じていました。この橋下さんと岩国前市長の井原さんの「場外乱闘(by朝日新聞)」が過熱しています。橋下さんは国政の防衛政策について地方自治体が意義を差し挟むべきではない、としています。間接代表制をとっている憲法の下、直接民主制の住民投票の対象も絞られるべき、との考えのようです。井原氏に「もっと憲法を勉強しろ」とも言ってます。橋下さんの発言には納得できません。
日本の中に他の国の基地を持つという重要な事案について、国に対して地元の人がどう考えるのかを伝える仕組みは絶対に必要だとおもいます。橋下氏や岩国市長候補で基地容認派の福田氏の考え方は、「母べえ」に描かれた、大戦前の日本の暗黒時代を思い出させて恐くなります。声に出して言いにくいことを、投票という匿名性をもちながら、意志を表明できるシステムは必要だとおもいます。橋下氏は自身の持つ影響力の大きさを自覚して欲しい。多くの市民は政治家やタレントのように意志や意見を広く、大きく伝える武器を持っていないのです。
現在の政治の「間接代表制」という仕組みでは、というか、現実的には、私達個人が持つ主義、主張についてすべてが一致した政治家を選ぶことは不可能です。行政手腕にすぐれていても、イデオロギー的に納得できないこともあるし、総論賛成でも各論で食い違いが出てくるのも当然です。政治家が公約破りをするのは簡単で、一般人が一度選んだ政治家を覆すのはとても困難です。
橋下氏の考え方だと、彼を選んだ時点で、大阪府民は「核保有容認」「戦争ができる憲法へ変える事賛成」となってしまうのでしょうか。
以下朝日新聞から
米軍空母艦載機の岩国基地への移転をめぐり、山口県岩国市が一昨年に住民投票で反対の意思を示したことについて、「国の防衛政策に地方自治体が異議を差し挟むべきでない」と批判した。
山口県岩国市にある米軍岩国基地への空母艦載機移転問題で、大阪府知事選で初当選した橋下徹氏が「国の防衛政策に地方自治体が異議を差し挟むべきでない」と述べて同市が06年に行った住民投票を批判したのに対し、前岩国市長の井原勝介氏(57)は1日、記者会見で「主権者である市民、国民が国政にものを言うのは当然だ。大阪でこういう問題が起きれば、国策だから府民の声は聞かないということなのか」と反論した。
米空母艦載機移転をめぐり06年春に山口県岩国市が実施した住民投票に対する橋下徹・次期大阪府知事の発言に、憲法学者や政治学者らが首をかしげている。弁護士でもある橋下氏は、反論した前岩国市長の井原勝介氏を「憲法を勉強して」と痛烈に批判したが、「橋下さんこそ不勉強では」との指摘も出ている。
橋下氏の発言が飛び出したのは1月31日。3日告示の岩国市長選で艦載機移転容認派が推す前自民党衆院議員の福田良彦氏を応援するビデオ撮影に応じた後、「防衛政策に自治体が異議を差し挟むべきではない」「間接代表制をとる日本の法制度上、直接民主制の住民投票の対象には制限がある」と持論を展開。井原氏が「国民が国政にものを言うのは当然」と反論すると、1日に「憲法を全く勉強していない」などと再反論した。
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