M08005.君のためなら千回でも
物語の始まりはソ連侵攻前のアフガニスタン。アミールとハッサンは裕福な家庭の息子とその使用人の息子という立場ながら大の仲良し。信頼の絆で結ばれていた。しかし、子供にありがちなちょっとした行き違いで二人は分かれることになり、その後のソ連侵攻でアミールはハッサンを残しアメリカへ亡命。後悔しながら平穏な20年を送っていた。故郷について書いた初めての小説が出版されたアミールの元に恩人からの電話。ハッサンの為にアミールはタリバンに支配された危険な故郷へと旅立つ。
前半は純粋な子供心ゆえの残酷さ、浅はかさに、歯がゆさと切なさで胸がいっぱいになります。後半は信じたくないけどこの世界に存在してしまっている理不尽さ、狂信が招く悲劇に憤りとやりきれなさを感じます。100%じゃないけど、精一杯のハッピーエンド。でも、この物語で描かれたことの何千倍もの悲惨な出来事がこの世界で起こっている現実。私たちはその悲惨さを必要ないものとして認識しなくてはいけません。平和の実現は自身がしっかりすることから始まるのです。
原作はアメリカで300万部以上を売り上げた同名小説。邦訳は無いようです。残念。
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