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2008年1月26日 (土)

壽 初春大歌舞伎

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松竹座で歌舞伎を鑑賞しました。過去3回良い席で観たのですが、今回は2階席。1階席に比べるとなんとなく庶民的な雰囲気で周りがワサワサしていました。役者の表情までは見られないものの、舞台全体を俯瞰で観られるので、これはこれで良い感じ。3幕それぞれ約1時間。休憩を入れて4時間。今回も贅沢な時間を過ごすことができました。

一、御所桜堀川夜討(ごしょざくらほりかわようち)  

弁慶上使(べんけいじょうし)

武蔵坊弁慶  橋之助

侍従太郎  彌十郎

腰元しのぶ/卿の君  新 悟

花の井  吉 弥

おわさ  扇 雀

弁慶、たった一度の恋が描かれます。武蔵坊弁慶が大泣きするのです。義経の正妻・卿の君の首を差し出すことになった弁慶は、身代わりに腰元・しのぶを身代わりにします。しのぶはこの運命をうけいれますが、その母おわさは受け入れません。父を知らぬしのぶに、父に会わせるまではと。弁慶はしのぶを刺してしまいますが、しのぶは弁慶の娘でした。おわさは弁慶が若い頃に一度だけ契りを交わした女性だったのです。娘を亡くす母、おわさ・扇雀のみどころがいっぱいです。最後にしのぶを娘と知った弁慶・橋之助が、その首を持ち花道を大泣きしながら去るところが大いに盛り上がります。歌舞伎らしい節回しで、台詞はほとんど理解できません。話の筋の予習が必要ですが歌舞伎らしさを堪能できた出し物でした。

二、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)  

吉野山(よしのやま) 

佐藤忠信実は源九郎狐  三津五郎 

早見藤太  橋之助 

静御前  藤十郎

満開の桜を背景が美しい、 『義経千本桜』の四段目にあたる道行の場面。 義経を追って静御前が桜満開の吉野山へ。「初音の鼓」を打つと、お供の忠信、実は静の鼓に張られた狐の子が、姿を現します。忠信は静に、戦死した兄継信の戦場での様子を物語るのです。静御前・藤十郎の綺麗な舞い。かっこよく、ちょっとコミカルな忠信・三津五郎。前半のこの二人、見慣れない私にとってはちょっと退屈ですが、藤太・橋之助が家来とともに登場するとグッと動きが激しくなります。若い役者さんのアクロバティックな動きがとても楽しい。

三、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)  

玩辞楼十二曲の内 封印切(ふういんきり)  

新町井筒屋の場亀屋忠兵衛  翫 雀

丹波屋八右衛門  橋之助

井筒屋おえん  竹三郎

槌屋治右衛門  彌十郎

傾城梅川  扇 雀

大坂新町の廓が舞台。淡路町の飛脚問屋亀屋の養子・忠兵衛は遊女梅川を身請けしようとするもののお金を用意できません。友人の丹波屋八右衛門が割って入り、恥をかかされた忠兵衛は預かりものの金に手をつけてしまいます。預かった小判には封印がしてあるので、それを切った時点で公金横領です。時代が新しい演目で、上方ことばの台詞はわかりやすく楽しめます。随分前に南座の顔見世興業で同じ演目を観ました。誰が演じたのかは忘れましたが、顔見世だったので、ショートバージョンだったと思います。今回は上方歌舞伎の名作をたっぷり堪能できました。

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