M07029.自虐の詩
コミックに長い間連載されている業田良家の4コマ漫画の映画化。無口な乱暴者、無職で酒とギャンブルに明け暮れるイサオ(阿部寛)と薄幸の妻、幸江(中谷美紀)の物語。
ちょっとしたことですぐに見事な「ちゃぶ台返し」を披露してくれるイサオ。なんでこんな男に惚れたんだと、幸江を可愛そうに思いながら観る前半。『嫌われ松子の一生』以来、薄幸のイメージがついた中谷美紀さんなので、「またか」と思いながら観ていると、後半には意外な方向に話が展開します。主演二人の演技は見事だし、カルーセル麻紀さんや西田敏行さんの脇役人も素晴らしい。幸江の中学時代の友人の熊本さんには注目です。
悲惨な生活を描きながらも笑わせてくれて、最終的には「幸せって、なんだろう」と考え、ちゃんと幸せを感じさせてくれます。事前情報ではイメージできなかった、掘り出し物の作品でした。
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