07017.マンハッタン・オプⅠ
矢作俊彦 ソフトバンク文庫
ハードボイルド短編集。舞台はマンハッタンで、主人公は名無しの探偵。
1980年5月~83年9月までFM東京、23:45~ 月~金ベルトの10分番組としてOAされたラジオドラマのノヴェライズ。ナレーションは日下武史さん。とてもカッコいい番組でした。この時間はちょうど「ジェットストリーム」の直前。城達也さんのナレーションも懐かしいです。FMが大人のラジオ局だったんですね。
81年にCBSソニーからⅠ、Ⅱ。85年に光文社から「凝った死体」「笑う銃口」「はやらない殺意」。5冊出版されていて、私もすべて読んでいる(はず)。今回はソフトバンク文庫が4冊にまとめて復活させたようです。
この作品、矢作さんは「悪意が仕込まれたパロディ」で、「小説」ではなく「読み物」だと言っているそうです。彼のことだから、「ハードボイルドの短編集」なんて言い方も気に入らないと思います。でも、「ハードボイルド」と呼ばれる代表的な作家のエッセンスを取り入れた、矢作さんらしい文章はとても素敵。音楽を聴くように「感じる」ための作品です。
と偉そうに書いていますが、ほとんどが「解説」の受け売り。Ⅱ以降の解説を読むのも楽しみです。
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