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2007年6月20日 (水)

07015.冷戦交換ゲーム

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ロス・トーマス   丸本聰明 訳  ハヤカワミステリ(ポケミス)

原題:The Cold War Swap(Spy in the Vodka) (1966)

再読です。http://mystery.spaces.live.com/blog/cns!65E19D5C6B7B47C!163.entry?fl=cat

邦訳の初版は1968年。初読の際のブログに書いていますが、数年前に加藤さんが早川書房に直接問い合わせ、手に入れた色褪せた最後の1冊をお借りして読みました。加藤さんはロス・トーマスの未訳が多く、邦訳された古い作品もなかなか手に入りにくいことを日頃から嘆き悲しんでいます。ポケミスが1800号を突破した記念に4名の作家がそれぞれ2冊選んだポケミスに、推薦文の帯を付けるというこのフェアを実施。原りょうさんが選んだ1冊がこの「冷戦交換ゲーム」。という訳で、私は真新しいのを彼の顔写真のおまけつきで手に入れることができました。

デビュー作でMWA賞受賞。主役はマック&パディロ。私が初めて読んで、ロス・トーマスにハマることになった「黄昏にマックの店で」が続編です。舞台は大戦後のドイツ。いまや壁があったなんて知らない人も多いですよね、ベルリンに。その壁のこっちとあっちで西と東の緊張みなぎる駆け引きが。やり取りされる会話が私にはたまらない作品なのですが、やはり日本人受けしないのか、これを読んだ同僚のウケは良くなかったです。

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2007年6月17日 (日)

M07016.ラストラブ

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田村正和 14年ぶりの主演映画。共演は伊藤美咲。

ニューヨーク恋物語のスタッフだそうです。

田村さんが映画に出なかったのは、映画撮影のスタイルが合わないから。今回はテレビ制作の手法で撮る事を条件に出演を決めたそうです。で、どこが違うかというと、撮影のカット毎にプレビューして本人が確認しOKしていくという手法。映画の場合はその場でのプレビューはしないし、したとしても、最終的にどのカットを繋ぐかは監督任せのようで、それが田村さんには耐えられないようです。

<ストーリー>

NYでサックスプレイヤーとして活躍していた阿川明。だが妻の急死をきっかけにジャズ界から姿を消した彼は、1人娘の佐和と日本でひっそり暮らしていた。ある朝、明は清掃局の職員・結にゴミの出し方をきつく注意される。そんな最悪の出会いをした2人が、数日後、NYに向かう飛行機で再会。言葉を交わすうちに、結は大人の魅力を持つ明に惹かれていく。帰国後、佐和も結を慕い始め、3人の間には幸せな時間が流れるが…。(goo映画紹介より)

田村正和さんの正統派ダンディズムを2時間たっぷり楽しめる映画です。彼のファンでないとちょっとしんどいです。相手役の美咲ちゃんもお世辞にもうまい演技だとはいえないし。

ニューヨーク・ロケの映像はとても綺麗。

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2007年6月 9日 (土)

M07015.大日本人

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松本一志 第1回監督作品

映画の内容は公開までほとんど明かされませんでした。

松っちゃんのギャグは普段から私には理解できないし、嫌いなので、あまり見たくもなかったのですが、「松本が作ったのだから凄いに違いない」という情報のみを流し、内容を明かさないというプロモーションにしてやられました。

ひっそりと平凡に暮らす大佐藤は、6代目大日本人として防衛庁から不定期に依頼される仕事で生計を立てていた。しかし以前とは違い、大日本人に対する世間の目は厳しく、活躍の場も次第に減っていた。そんなある日、いつものように防衛庁の命を受けた大佐藤は、電変場に向かいある儀式を行うのだが…。(作品資料より)

というのが、封切後に公開されたストーリーですが、よく判んないよね。一応ヒーロー物なのですが、その着想は大したものです。独創的です。しかし、私には松っちゃんの「間」が生理的に受けつけられません。下品で卑屈で、嫌な気分にさせられます。で、最悪だったのが、「オチ」とも言える結末ですが、まったく理解できませんでした。笑うこともできません。プロモーションに乗せられ、私の周りでも随分の人が観にいったのですが、評判は良くなかったようです。普段、松っちゃんファンの若い人にもこの結末は理解できなかったようです。私の身近にいる松本ファンが唯一、是認してましたが。

松本の監督としての資質は・・・・・・????であります。

タケシの最新作も同日公開。興行成績では松本圧勝。でも、監督としてはタケシが才能が圧倒的ですか。私はタケシも大好きとはいいがたいけど、彼の映画はなんとなく観てしまいますからね。後味も悪くないし。

大日本人は見終わって、すっきりしない映画でした。

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