07014.再起
大好きなフランシスの「競馬」シリーズを久々に堪能。昨年末の6年ぶり刊行はシド・ハレーが4回目の登場です。訳者はずっと菊池光さんだったのですが、昨年末に亡くなったので今回から北野さんです。自ら菊池さんの弟子だと仰っています。フランシス=菊池さんの文章は淡々としていて、しっかり読まないと登場人物の思いを読み取れなかったように感じていたのですが、奥様を亡くしたフランシスが変わったのか、訳者のせいなのか、この作品ではハレーの感情が素直に伝わってきたような気がします。ハレー自身も歳をとって、愛する彼女もできて、前作までとは随分ウェットになっています。元義父もお元気で、元妻との関係も改善。なんか、ハレーの次作も読めそうな雰囲気です。
このシリーズ、毎年末に出ていたので、寒い季節にヌクヌクの部屋でじっくり読むのが楽しみでしたが、今回は4月の過ごしやすい気候のなか、通勤電車で堪能しました。
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