07006.市民ヴィンス
ドーナッツ屋で働くヴィンス。カード偽造と麻薬の密売を裏稼業にしているが、まっとうな暮らしを望んでいる。そんなある日、なにものかがヴィンスの命を狙い始めた。
ヴィンスは日本ではちょっと理解できない「証人保護プログラム」によって過去を捨て、それまでは縁も所縁もなかった土地で生活している。ちょっと変わった男。ミステリマガジンの書評では、彼が毎週新しい本を買い、読み切らないうちに本屋に売り飛ばし、新しい本を買うのだが、その理由が書かれていなかった。その理由を知りたい為に買ってしまったようなもの。証人保護プログラムに保護された人間の暮らし、カード偽造や麻薬の密売の方法など、ちょっとそそられるものはあったけど物足りなさも大いに感じられた作品。
時代は1980年。カーターとレーガンが戦った大統領選挙真っ只中。思えば、アメリカが大きく舵を切った年だったような気がする。「4年前と比べて暮らしは良くなったか」と候補者の一人は作中で問いかけている。それから20年以上経った今、私達の暮らしは良くなっているのだろうか。次作は9・11を題材にした作品らしい。
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受信: 2007年2月19日 (月) 01時23分

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