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2006年12月30日 (土)

06035.黄昏にマックの店で

061229_008 ロス・トーマス  藤本和子 訳  ハヤカワ文庫

昔のことなので、記憶が定かではないのですが、多分この作品が私がロス・トーマスを読んだ最初の作品です。タイトルに惹かれてハードカバーで読んだ記憶があります。今回読んだのは私の本棚から引っ張り出してきた文庫版なので、読むのは少なくとも3回目ですね。

主人公は元殺人課の刑事、宝くじを当てて現在は俳優。スパイだった父親が死んで、過去の仕事を暴露した自叙伝の版権を残します。これが世に出ると大変だと思う人間が数人いて、駆け引きが始まり、殺人まで起こってしまいます。やはりスパイで現在はレストランを経営する、マックとパディロがこの騒動に巻き込まれます。

ロス・トーマス作品としては後期のもので、脂がのりきっているといえるでしょう。彼の最高傑作は「女刑事の死」といわれているようですが、私はこの作品がベストです。ロス・トーマスの作品を読むたびに書いていますが、とにかく台詞が素晴らしいです。ここに出てくる男女の会話を私も実際に経験したいものです。でも、理解してもらえないでポカンとされるか、笑われるかでしょうね。もちろん、男同士の会話はもっと素晴らしいです。こんな会話をできる友人が欲しいです。って、私自身がその域に達してないですね・・・。

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